うたたび ザ・コネクション


正月に実家に帰った時、母さんがビニール袋に
入ったあるものを渡してきた。
なんとそれは、オイラが小学生・中学生の時に
もらった手紙の束だった。おおぉなんと懐かしい。

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父さんが教師だったこともあって、小学校を二校、
中学校も二校経験している。
友達が沢山出来ても、また違う街へと引っ越すのは
なかなかつらかったけれど、オイラは手紙を書くことが
好きで、離れてからもしょっちゅう友達に送って
気を紛らわせていた。
『離れて』と言っても、石狩管内。今思えば、
そんなに遠い距離じゃないのに、『他の街』へ行くことは
まるで違う国にでも行くかのような気分だったんだよな
…不思議。

一体あの頃のオイラはどんな内容の話をしたためていた
んだろう…。
ざっくりと手紙を読み返すと、そこから浮かび上がってくる
『吉田淳子ちゃん像』が。
どうやらオイラは 『明るく・作業が丁寧で・エロい』人間
だったようだ。
…なんだ、今と変わってないじゃないか。

今となっては、小中学校の時の友達がどこでどんな暮らし
をしているのかさえ分からなくなってしまったけれど、
こうやって旅を続けていれば、どこかの街で再び繋がる
ことだって夢じゃないなと思ったりして。

ある子の手紙には、『仲間はずれにされて、なんだか
学校も全然つまらなかったけれど、手紙をもらって、
世の中には、自分のことを思ってくれている人がいるんだと
ホッとしたよ』と書いてあった。
オイラは全くそんなことも知らず、呑気なことを書いてた
けれど、それでも友達が一瞬でも元気になってたんだなと
思うと、今頃になってちょっと嬉しい。

メールだLINEだと、文字を書かなくなってきている近年。
でも、手紙というものだけは特別。
なんてないことでも、大事なことでも、手紙はいつだって
相手の顔を思い浮かべながら書く。
その想いは、封を開けた時、ぷぅんと匂ってくると思う。
これからも大切にしたい文化です。

あ、ラブレターの類はほんの少しだけ入ってました。
甘酸っぱいなぁ~~~。






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標茶公演の後は、町内の温泉宿へ。
ここにあるのは源泉掛け流しのモール温泉。
北海道では十勝と釧路湿原周辺にしかない「コーラ色」とでもいうべきか、
褐色、ツルツルそして激アツの湯に浸かる。
やはり道東・大地の泉はどこも凄い。
煮えそうでしたが、夜、朝とたっぷりパワー注入~。
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朝ホテル前の羊小屋に現れたつがいの丹頂鶴に見送られ向かうのは、
日本最東端のまち・根室市。
標茶から約2時間の車旅。
根室には独特な名物があるの皆さんご存じですよね!?
花咲ガニやタラバガニといった海産物はもちろん、微妙な食感ワッフルみたいな「オランダ煎餅」、巷のB級グルメブーム以前からのご当地グルメ「エスカロップ」。
そしてもうひとつ。我々歌旅座が大好きなのが「スタミナライス」だ。
以前から根室に来たら行きつけのレストラン〈ニューかおり〉へ。
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どうですか、これが、スタミナライス。
この目玉焼きと山盛りの野菜の下には実はカツライスが隠れているのです。
食べ応え充分。再びパワー注入~。

根室市は2016年11月以来、約2年ぶりの根室市総合文化会館での公演。
前回もたくさんのお客様にご来場頂きましたが、今回もすでにソールドアウト寸前と事前情報が。嬉しいですね。
本番前、主催者さんの計らいで用意してくれたお弁当が、バターライスの上にカツ、そしてデミソースがかかる、そう名物「エスカロップ」弁当。
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デザートには「オランダ煎餅」が。
またしてもパワー注入~。

会場はこの日を待っていてくれたお客様でいっぱい。
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大盛況に終わりました。
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最期のパワー注入はお客さんからしてもらいました。

ここ根室市文化会館のスタッフの皆さん、事務の方たちももちろん、
舞台・技術担当の方々の対応も最高。
「やって良かった」と思えるコンサート、イベント作りの心意気が伝わってきます。
根室市総合文化会館事業協会の皆さん、ご来場の皆さん、ありがとうございました。
またお会いしましょう🎵

終了後、市内のお店で打ち上げをやっていただきました。
その席のメインは。
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ダメ押しのパワー注入(し過ぎだろ)~アンコール「エスカロップ」。
病み上がり爆食警報中のダルくん。
本日はカツレツ三昧、幸せ三昧の表情。

4日間の新春・道東ツアーも無事終了。
明日は8時間かけて札幌までのドライブです。







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年末年始と走った道をまた戻り、やってきました新年の道東ツアー。
一般の公演としては今年1発目になりますが、新年早々に初心に返ったような気持ち。
というのも訪れたのは約5年振りのご無沙汰でした、標茶町憲徳寺さん。
久しぶりのお寺公演が今年最初となりました。 

当たり前ですが、そもそもお寺にはステージもありません。
歌旅座お手製の平台と箱馬でステージを組み上げるところから始めるのですが、
平台は90cm×180cmの大きさ、木製で丈夫に補強がされているのでそこそこの重量。
それを全部で9台使って作るのですが、これの搬入が結構な力がいる仕事。

その他の音響、照明、映像も全てが持込み機材でのセッティング。
お寺公演はトラックが空っぽになるくらい一番機材を使うのです。

前回訪れた5年位前はお寺公演がほとんどというくらい多く、
毎日のように平台も全て搬入搬出していたのですが、
最近はめっきりホールでの公演が増えて平台も出番が滅多に無くなっていました。
今回は初心を思い出させるいいスタートになりました。

そしていつも笑顔で迎えてくださる憲徳寺の河野住職と坊守さん、若さん、
この機会を頂きまして、誠にありがとうございます。
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それともうひとつお寺公演といえば、久々だったのが『寺めし』
この日はご婦人方による手作りカレーライスを頂きました。
美味しくておかわりまでしたのに、写真を撮るのも忘れて食べてしまいました。
せっかく入院して少し痩せましたが、
ツアーが続くとどんどん元に戻ってしまいそうです。

時間に縛られない良いダイエット方法、募集することにします…
効き目自信のある方、成功した方お待ちしております!
 
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ごきげんいかがですか。
司会太郎です。

2019年1月8日に目指す地は、北海道中標津町
私たちが拠点とする札幌からクルマで約6時間。
一行は前日の7日に出発。
ナリコとダルはワケあって8日早朝のトラックで。

道中、高速道が通行止になっていたり、
エゾシカ、エゾシマリス、エゾメガネザル、エゾスギなどの
北海道特有の動植物に行く手を阻まれながらも当地へ到着。
こちらは雪が少ないですね。
札幌のうざい雪を100だとしたら、ここ中標津は26。
いい陽気でありましたが寒さは第1級。
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雪上から顔を出すビッグサーモンとJUNCO。中標津にて(撮影:アリタ)
 

7日は、歌旅座のお友達でベーカリーショップ〈ウエストオーブン〉
マルタさんのご好意で即席の新年会を開催。
毎日、朝早くから数十種類のパンを製造しているんですが、
どれもグレートな美味しさです。わかりますね。
今回は酒が酒呼ぶ新年会。だからパンは脇役。
どれだけ飲んだかは、推して知るべし。
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楽しいひとときを満喫しすぎたあとの写真。
鯨飲して苦悶する面々の中で、ひとり快調過ぎるBOSS(撮影:ちえ) 


明けて8日。
中標津のとある企業の新年会。
そのアトラクションとして歌旅座をお呼びいただいたのは、
中標津地方魚菜株式会社さん。
魚介や野菜・果物を取引する当地の市場であり、
新しい水産加工品を開発するメーカーでもあります。
同社の久本社長と司会太郎は十数年来のお仕事パートナー、
付け加えれば、歌旅座BOSSと久本社長は高校時代の同級生。

ナリコとダルも無事に到着、一座揃い踏みの新春初舞台。
同社のスタッフとお取引先のみなさんにだけ向けて、
寸劇『黄昏を待ちながら・新春編』という飛び道具演目と
オリジナル曲の2部構成でお届けしたミニライブ。
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新年会の合間、ささやかなミニライブ。
司会太郎はナリコの向こう側。別にいいけど(撮影:ダル)



終演後はみなさんと同席して新年会に参加、
わずかな時間ではありましたが、社員さんらと親交。
久本社長から食べることができるお年玉も頂戴しました。
それは魚介の数々。宗八カレイやホッケの干物、
北海シマエビやプリプリのホタテなどなど。
もう、ウエストオーブンのパンがグレートな美味さなら、
こちらは実にマーベラスな旨さなんです。

ただ、JUNCOはカニも欲しかったと嘆いていました。
 


ニッポン全国の新年会はいつまでつづくのか。
意外と2月下旬まで引っ張れるんじゃないか。
だったら、もっと参加しようではないか。 
そんな印象を持った中標津でありました。


では、ごきげんよう。


 
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毎度ぉ~~!
円山夜想・マルヤマノクターンの店長、kenzzzi(49)でおま!


謹賀新年!
本年も何卒よろしゅうお願いいたしますぅ~!
円山夜想は7日から通常営業を開始したで。
明けてからは常連さん達がいらしてくれてな、一緒になって呑んでまうからお屠蘇気分が抜けへんかってん。
もうな、ゆるゆるやで。いい意味で。


あるお客さんとは、一緒に呑んで歌ってな♪
あるお客さんとは、円山からトレンドを発信するコトについて語らい、
また、あるお客さんとはベトナム在住の友人(元スタッフ♀)とビデオ通話してな。
まぁ~~いいスタートになりましたで!(いつも通り言うたら、そうやねんけどね)



お正月は奥さんの実家で過ごしますから、わたくしの実家(網走)には数年帰ってないなぁ。
と言うても、もう実家があらへんし兄 or 母にお正月に会いに行くのはしばらく無い。
店もあるから、いつもお正月を外して2月頃に帰っておりましてな。
ここ札幌からJRの「特急オホーツク」か高速バスの「ドリーミント・オホーツク号」で帰るんやけど、6時間近く掛かるんや。

距離で言うたら約330kmやで。東京→仙台または名古屋くらいやろ。
しかもな、「JR特急オホーツク」やと網走が終点やねん。
分かりますぅ?大晦日の夜の終点の雰囲気。



ワンカップと竹輪を札幌駅の改札抜けたキヨスクで買って列車に乗り込んでな、帰省客がいっぱいの車内。
荷物を網棚に乗せたら、隣の席の乗客に気ぃ遣いながら呑むで。お隣さんがおらんかったらラッキーや。
するとイイ感じで睡魔が来て寝てまうやろ。。。ほんで強烈な喉の渇きで目が覚めたら大体上川や。
山の中を走れば鹿に接触したから列車が止まってますぅ言う車内アナウンスが入ってな。
車掌さんも弁当売りのお姉ちゃん(車販の弁当は現在は販売しておらんらしい)も、ひっきりなしに前方後方へ行ったり来たりして接触の確認をしてはりますな。


ちなみにわたくしは、この上川あたりで車販の弁当を買ってました。

遠軽駅でスイッチバックしたらな後は約三時間。すっかり目が覚めてるからここからが長いで。。
北見駅で殆どの乗客は降りますから、網走までの残り一時間は貸切状態や。
座席を向かい合わせにして、足を伸ばして北見から網走までの流れる夜景を横目に物思いにふけりますぅ。

着けば終点。縦書きの網走駅。
迎えに来てくれた家族の車。あったかい家に入ればごちそうと紅白歌合戦。
そんな大晦日の夜汽車の記憶がありますなぁ。


故郷があるってええなぁ。
けどな里帰りは二泊三日が限界やな。それ以上はおったらあかん。



皆様、本年も良い年になりますよう。


thanx!!
maru-nock
kenzzzi 


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写真は網走の海岸町にある三吉神社。

数年前に初詣した神社です。

茅の輪くぐりました。



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