ナリコのコーヒータイム
春の匂いの漂う夜が、すぐそこまで来ています。
今日は、たまにごく個人的な“もの”について書いてみようかなと思います。
「ピンク色の石の指輪をしたいなぁ」と、誰かのエッセイを読んでいて思ったのは、一年前の冬のこと。
ピンクといってもいろいろありますが、ぱっと浮かんだのは、晴れた空のようなピンク色。甘くなく、強くなく、澄んで爽やかな。
日本には色の種類が多いと聞いたことがあります。
虹は日本では七色ですが、三色の国もあるのだそう。
私は音の世界に主に居ますが、色の世界も興味深いなと感じることがたびたびあります。
こういう探し物の時には、思い描いたとおり♪というものでなければ気持ちが動かないもの。
店頭にないことは確実だったので、こんな喫茶店での時間にスマホを眺めたりしながら…。
ある日偶然辿り着いたホームページで紹介されていたのは、昭和時代のジュエリー。
当時流行の技法についてもそこで初めて知りました。
ひとつひとつ丁寧に説明されている様子から、管理の方が、時代をくぐり抜けてきた石達と、その職人さんを大事にしている姿勢がうかがえる。
引き継いで行こうという人達がいて成り立っているものが、どの世界にも、どの時代にも、あるのだなぁ。
これも小さいけれど、ひとつの出会い。
先月九周年を迎えることができた歌旅座。「10年目のRUN」、皆様からのメッセージを有り難く読ませていただき、また、しばらくお会いしていないあの方は元気かな、と各地の方を思い浮かべたりしています。
今日は天塩へ向かいます。行ってきます!
[特別寄稿]10年目のRUN〜kenzzzi
世田谷区は太子堂にディスカバリーファームの東京支店があった。
すぐ側の池尻にはエイジアンブルー東京店があって、その3階建てのビルの最上階に
首都高を見下ろす大きな窓のDMJ246スタジオがあった。
2009年早春。
「試聴会やるぞ。」
BOSSの持ってきたCDは、JUNCO&CHEEPの1stアルバム「悲しい事は数あれど」のデモ音源だった。
ディスカバリーの東京スタッフは殆どが札幌本社から出向した者たち。
その札幌スタッフと先輩スタッフのKさんが出席した試聴会が静かに始まったDMJ246スタジオ。
聴いたのは… コスモス、春に帰る、重ね日の3曲だったと記憶している。
春に帰るでは、女性スタッフが涙を流していたのを憶えている。
静かな曲の中に、何かザワザワする荒い感じがした。
3曲を聴き終えてBOSSはみんなに感想を求めた。賛否あった。
若い女性スタッフには賛が多かったか。
確か僕は否の方だったと思う。
Kさん以外のみんなでピーチクパーチクと、好き勝手に言っていた。
確か。否の意見が少し多かった。
それまで黙っていたKさんが「いいんじゃない。」と。
その一言で試聴会は終わった。
そのもの、そのこと、そのひと(特にひと)を否定する意見が多い中で、
自分は良いと思って肯定する言葉を自ら吐くという事は、
その言葉に責任を持たなければいけない場面が多い。面倒臭いね。
もしかしたらBOSSは、Kさんの「いいんじゃない。」が聞きたかったのかと。
今から思えばですが。
あの日から9年が経ちましたね。
そして10年目のRUN。
「歌旅座。いいんじゃない!」
っと僕は胸を張って言います。
なんだか、三宿のやきとん屋のあの2階席でしっぽり呑みたくなってきた。
あったかくなったら行ってみようかな。
kenzzzi(48)
札幌 ライブバー円山夜想・店長
(北海道 札幌市在住)
p.s.
JUNCOへ。
競走できるいい後輩が見つかるといいね。
そんな過去の記事を見つけました。
[特別寄稿]10年目のRUN〜今西尚史さん
司会太郎です。
北海道歌旅座は2009年に誕生して9周年、
多くの支えがあって10年目に向けて走りつづけています。
これを記念して、歌旅座にゆかりのある方々による連載
「特別寄稿シリーズ」をお届けします。
今回は歌旅座のBOSSとおよそ30年の付き合いがある照明技術者の今西尚史さん。
故・チープ広石が所属していたロックバンドのLOOKの舞台照明も担当、
現在も全国各地でその手腕を発揮されています。
本ブログでもたびたび登場、通称・いまやん。
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10年目のRUN
一座のみなさんとは、わりと早いうちから付き合わせていただき
仲良くさせてもらって、めっちゃ嬉しいかぎりです。
(北海道歌旅座に改名前の) JUNCO & CHEEPの時代から
オリジナル曲が大好きで、今もしょっちゅう聴いています。
JUNCOの時に力強く、時に優しく、時に悲しげな歌声。
はたまた荒々しい情熱的な音色。
きれいな花をいっぱい咲かせてください。
近くに来られた時にまた、お邪魔しに行きますね。
今西尚史(いまにし・なおし)
北海道歌旅座 大阪座員? いまやん
(大阪府堺市 在住)
[特別寄稿]10年目のRUN〜北埜うさぎ
司会太郎です。
北海道歌旅座は2009年に誕生して9周年、
多くの支えがあって10年目に向けて走りつづけています。
これを記念して、3月12日の吉田聰後援会長を皮切りに
多彩なみなさまからの寄稿を当ブログでご紹介してまいりました。
この場を借りて、寄稿者と読者のみなさまにあらためて感謝申し上げます。
そして、このシリーズはつづきます。
再開の第1弾は歌旅座の座付き作詞家、北埜うさぎの登場。
これまでの寄稿者とは様相が異なる文章となっていますよ。
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10年目のRUN
海 海渡る 愛車も刻む 歌の旅
道 道半ば 逝きて友 なお 示す道
歌 歌い継ぐ 想い出誘う 珠玉集
旅 旅先の 酒肴いちばん その笑顔
座 座を担い 道 切り拓く BOSSの肩
走 走らんか!! 走りますとも 10年目
り 利害より 理解が要 旅営業
続 続々と 彩り増える 日本地図
け 怪我なくと 無事の帰省を 待つうさぎ
る 類が呼ぶ 歌声響く 友の街
よ よろしくね!! 一座一同 頑張るぞ!!!
差し出した歌の種が、日本全国に咲き広がりますように......。
北埜うさぎ(きたの・うさぎ)
北海道歌旅座 作詞家・構成作家・司会者
(北海道札幌市 在住)