うたたび ザ・コネクション


ここの肉そば(肉南)は たまらん。
二日酔いにもたまらん。長いツアーから帰った後に
食べると これまたたまらん。
肉の旨味がぎゅっと浸み込んだ最高のつゆ。
最後の一滴まで保たれる熱い熱い汁に 蕎麦が見事に
絡む。お酒は大量の汗となり放出されていく。
気づけば器はいつもカラッポ。
酷使した肉体に こんなにもフィットする蕎麦は
全国各地色々食べつくしている我々でも ここに勝る味
には出会っていない。
550円というお値段にもグッとくる。
手ぬぐい巻いたマスター、昭和7年生まれのお母さん、
テキパキと1階と2階を駆け回る奥さん、誰もがみんな
変わらぬ笑顔で迎えてくれる。
一座の大フェイバリットな場所である。

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とあらば。
長年の夢も叶えてしまおうじゃないか。
『お蕎麦屋さんで宴会』。
日々の色んなお祝いをまとめてやろうってなもんで。
どんな豪華なシャンデリアのあるホテルも、フォークと
ナイフが左右に10本位並べてある高級料理店も、
ホワイトウッドの綺麗な内装のお寿司屋さんも、
ちょっと違う。なんだかあずましくない。
私達はやっぱりココがイイ。
2階にあるテーブル席に 仲間がズラリ。
休みの日だというのに マスターと奥さんは
春の天ぷらにハタハタの唐揚げ、お母さんのお漬物に
ニシンの煮物、ヤリイカに蕎麦…とご馳走を用意してくれた。
くぅ~っ ありがてぇ~。
持参して行ったビール、焼酎、五升の日本酒は
さっき玄関で見たけど 全部からっぽだった。
(全国各地で頂いたおちゃけ。)
アホだな。本当にアホだ。
でも、イイ日だった。

そうそう、この日実はアジトで『春の雀友会』なる麻雀大会
を開催。朝の9時から死闘が繰り広げられていた。
今回参加出来なかった前チャンピオンのリンタローからの
祝辞を読み上げ、心に笑いを持ってからのスタートだった。
誰が勝ったの?って?
ん~、ん~…
わ・た・し♪
おめでと~っ!ありがと~っ!

麻雀は一人では出来ない。
そして、重要なのは『またこの人とやりたい!』と
思われることこそが 私達のやってる麻雀のキモだろう。
エンタメ集団が織りなす麻雀は、やはりエンタメしてなきゃ
面白くない。最後、かなり現実的な上がり方をして逃げた私
ではありますが。
いつも一緒にお酒を呑んでくれる仲間、
いつも一緒に麻雀してくれる仲間、
人生は、この命は、いつも誰かのおかげで輝いていられる。

そんなことを二日酔いのダルさの中で
しみじみと振り返っております。
あ、そういえば 頼んだ盾の文字をよぉく見たら
『春の省友会』…と書いてありました。
おいっ。雀を省くな~っ!
腹も立たず 笑ってしまう3代目チャンプでございます。

だるま軒、最高!




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みなさんいかがお過ごしですか?
ほのぼのと暖かな陽気の中、冬の寒さでこわばっていた体もほぐれていきますね。
3月の北海道コンサート第2弾は、十勝の広尾町です。
今回は歌旅座のオリジナルソング「ハルニレの詩」を地元の方々と一緒に歌おうと
ワークショップを企画いたしました。(参加予約が必要です)
沢山のご参加お待ちしています。
コンサートもお見逃しなく !

〇日時 平成30年3月31日(土)
    13:00 ワークショップ
    14:00 開場
    14:30 開演
〇会場 広尾町児童福祉会館
〇問い合わせ 080-5585-1161(平成音楽塾・板垣)
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2月にツアーで来たばかりですが、また東北へ営業の旅にきております。
営業と大事な使命を持って仙台入り、そこから福島県相馬市へ直行。 
とうとう帰ってくるのです、やっと帰って来るのです。

2月のツアー、秋田から福島への長い移動中に、
動けなくなってリタイヤしてしまったアイツ。
 現地で預けられ、1ヶ月経ってやっと復活という事でまずはお迎えに。

懐かしいボロボロの見た目とシートの座り心地、
走り出すとハンドルのガタつきまでそのままだった。

そこから4日間をかけて宮城、岩手、青森と太平洋側を北上して行く。
名付けて『リアス式営業』
海岸線の町を中心にコンサートの提案をしてきた。

この時期テレビでは7年前の特集が沢山放送されていた。
テレビではまだ復興の進んでいない地区や、更地になった所ばかりに焦点を当てている。
確かにそういう所も、まだ仮設住宅の団地もありますが、
実際に各市町村を回ってみると、テレビとはまた違う光景もあります。


完全にではないが数年前に見た時よりは復興が進んで、新しい建物が沢山並んでいる。
もう少ししたらあんな事があったなんて信じられないと思うくらい
近代的な街並みになるんだろうな…と思うのは不謹慎なのかもしれないが、
でもそのくらい進んでいると思う街並みが出来ている。

見た目は完成していっている町で、人達はどうなのだろうか。
歌旅座のコンサートをどう感じてくれるのだろうか。
それを今度は公演で直接感じてみたいと思う今回の旅でした。

まずは今日これからアルフィーの帰還をみんなに報告しに行ってきます。

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10年目のRUN
「夫婦2人と犬1匹〜新たな旅はつづく」


初めてJUNCOさんとめぐり会ったのは、
2014年3月29日、幕別町百年記念ホールでの
『淳子夜想(JUNCOノクターン):第10章・札幌ブルース』
公演でした。
 
きっかけは、前の年に主人が癌になって3回目の手術後、
これからどう過ごしていくかを暗中模索している折に
知人から「昭和時代の歌のコンサートがあるから」と、
チケット2枚をプレゼントしてもらったこと。
 
音楽には縁のない夫婦、行きたくないという気持ちと
2枚のチケットをいただいた優しさとの葛藤が公演当日まで...。
結局、開演時間ギリギリの会場へ滑り込むことになりましたが、
ここから私たち夫婦の人生は大きく変わるのでした。

 
そして、JUNCOさんの歌を聴いて、感動と驚きが。
「こんなにも魂を震わせてくれる歌を唄える子がいるんだ !」

公演が終わって帰宅する車内で、出不精の主人による
「(札幌)円山での公演も行ってみたいな」というひと言で、
私たちの新たな旅も始まることになるのです。
 


JUNCOさんの歌声に元気をもらい、
その年には10月29日の音更町公演の開催実行にも携わり、
1年の間に22公演を夫婦2人と1匹——愛犬あずきと走り抜けました。

同じ演目のコンサートでも会場によって
決して同じではなく変化があって
たった1回きりの新鮮なステージが繰り広げられてます。

公演は、個々の歌旅座メンバーによる
各地への公演依頼の営業活動に始まり、
一丸となって当日の搬入から舞台設営、
実演、物販、撤収にて終了します。
年月を経るなかで、メンバーそれぞれが
活動する姿とその絆に心を打たれ、
愛おしさが増しています。
また、歌旅座後援会を通じて
多くの素敵な仲間にも出会えて、
「縁」を紡ぐことができ、
私たちの世界がひと回り広くなりました。


JUNCOさん・北海道歌旅座の1ファンとして
「初心忘れるべからず」の感謝の気持ちを持ち続け、
ただただ見守りつづけながら応援していきたいと思っています。

「100年つづく北海道歌旅座」の1コマに
関わらせてもらえたことに改めて感謝


奥村雪子(おくむら・ゆきこ)
北海道歌旅座 後援会会員
(北海道音更町 在住)

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10年目のRUN
「南の国から、応援歌を求めて」


無防備な時に、「心の琴線」に触れられた時は慌てる。

突然、涙ぐみそうになった時も慌てる。

初めて北海道歌旅座のミュージックビデオを見て聴いた時、
私は慌てたのを覚えている......。
 
先日も、深夜の店のカウンターでJUNCOの曲を聴いたお客様が、
「以前だったら、分からなかったなぁ」と呟く。
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写真=田中さんが経営する〈語りBAR〉店内


順風満帆な人生なんてありえないけど、
グッと耐えたり、ホロっと涙ぐんだり、
しみじみ熱い想いになったり、
きつく唇を噛んだりしたことがいっぱいある人は
「分かるなぁ」って思う。
 

 
初めて、今年の1月に大阪・摂津市公演の観客席に座った。
何度もパソコンで観て聴いているけど、実際に座ってみて、
客席の平均年齢は高いのに開場の熱気がすごいのにまず驚く。

歩くのもおぼつかない方が
身体を揺らして聴いているのを見て、
それだけで私の気持ちも熱くなる。

終演後のトイレで「連れてきてくれてありがとう」と
友人に感謝している人や「こんなにいいと思わなかった」と
手を洗いながら喋っている人に抱きつきそうになってしまった。
 
舞台で繰り広げられる「昔風コント(ゴメン!)」や踊りも観客を安心させる。
スラリとしたダンサーやコーラスよりも、ちょっと小太りだったり、
脚が長くなかったりすると嬉しくなる(ゴメン!=その2)。

平昌オリンピックのカーリング女子の「そだねー」効果のように、
発信している人間たちの人柄が伝わるのがいちばん。
機材トラックも移動車も歌旅座の一員のように扱い、
優しいいじめっ子のBOSSを司令塔にした一家から醸し出す力は、
高度成長の後の日本が置き忘れてしまった大事なものを持ち続けている。

 
私にとっての応援歌は、JUNCOが歌う「歌旅数え唄」
故郷から沖縄に移住してきた時の心細さや、
くじけそうな時に支えてくれた人たちのことを思い出すと
涙腺がホロホロする。

店でも公演でもいっしょに応援している友人と、
次は「いつ」「どこに」行こうかと作戦会議。
彼女も今春は新たな一歩を踏み出そうとしているから、応援歌が欲しいはず。


沖縄公演を実現すべく、地道な種まきに精出す
歌旅座営業係長(勝手に就任)の私です。
 
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写真=2018年1月、大阪府摂津市公演にて。加圧トレーナーのお友達、宮城裕子さんと筆者




田中和子(たなか・かずこ)
北海道歌旅座 営業係長(勝手に就任)
〈語りBAR〉経営
(沖縄県那覇市 在住)
 

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