うたたび ザ・コネクション


その男は 明らかに日本で焼いた肌ではないと思われる
浅黒い顔で こう言った。
『おい、コレ半分いらないか?』
どこかで会った気がするこの男…しかし 思い出せない…

arita

違う男は やけに昆布に詳しく、腕の毛をなでつけながら
こう言った。
『昆布は干さねば 食えねっぞ。』
この男も どこかであったような… しかし思い出せない…。

oga


その子は 小さな手で小さな貝をいじっていた。
食べて・泳いで・眠って を果てしなく繰り返している。
『おばちゃん、海 好き?』おぼつかないしゃべり。
地元の子供のようだが この子もどこかで会ったような…
しかし 思い出せない…。

chie


『こんな日に海に入ろうなんたぁ あんたもバカだなぁ
仕方がねぇ 俺っちがくべてやらぁ。』
全く似合わない竹棒・ライフジャケット…まるでイタリア人。
どこから来たんだろう…会ったことは…。

yato


『全てを捨ててここへ来たわ。一人海へ出て行ったあの人、
きっと帰ってくるはずよ。私は待ってる。
ずっとあの人を 待ってるわ…』
浮き輪の空気の抜き方を知らないところを見ると
海育ちではないようだ。この女性も どこかで見たような…
ダメだ…思い出せない…。

nariko


透明な海の中では 命がいきいきと呼吸している。まるで竜宮城。
自然と一体化した身体が 喜びの声をあげている。
あぁ これが夏休みというものか… なんと素晴らしい時間…。
まわりを見れば 見たことがあるような…サーモンズ?…いや 違う…。
これは 夢か現実か  美しい奥尻の夢物語。

夢から覚めた民宿の朝。
布団にこぼれていた砂が手のひらにあたる。
あぁ 夢じゃなかったんだ。
歌旅座の 夏休みだったんだ。


写真:スマフォトグラファー TAKA  
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ごきげんいかがですか。
司会太郎です。

まずは、九州地方のみなさま、
豪雨被害のお見舞いを申し上げます。

こちらは北海道、暑いです。
沖縄よりも気温が高い地域もあると聞きました。
「このままだと、北国もハワイ並みに暑くなるんじゃないスか」と
ダル君も真剣にあせっていました。 

北海道歌旅座は、札幌や十勝と比べてさわやかな気候のなか、
道南のコンサートツアーは絶賛開催中です。

3日目は奥尻町。
そうです、フェリーに乗船して2015年8月29日以来の奥尻島への上陸です。


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江差町でフェリーへの乗船を待つトラック歌旅号。


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フェリーに乗ったら快適、およそ2時間余りであの島へ。


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今回も地元が誇るキャラクター、うにまる君がお出迎え。

 
前回たいへんお世話になった当地の工藤さんが、
2度目の北海道歌旅座の主催を引き受けてくださいました。
ありがたいことです。グラッチェ。
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工藤さんご夫妻と感動的な再会を果たした歌旅座メンバー。
おふたりは、歌旅座の渋谷公会堂公演にも駆けつけてくれたのです。


コンサートは同町の海洋研修センター。
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ステージ衣装も洗濯したくなるいい天気。


そしてステージに上がるってえと、
お客様の反応がすばらしいのです。
楽しんでもらっているのがこちらにもビンビン伝わりました。
ザ・サーモンズの退場時にさえも、
「カムバック、サーモン!」とお声がかかるほど。
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歌旅座メンバーが願っていた奥尻への再訪は
想像以上にステキなひとときでありました。

コンサートが終われば、1日だけの歌旅座夏休み。
このお話は別の機会に。


それでは、ごきげんよう。
 

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快晴の下、寿都を出発
透き通る青の海を眺めながら追分オロロンラインを南下。
 
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織姫と彦星の1年に一度の逢瀬の日。
乙部町の皆さんにお逢いできたのは2年ぶりでした。
 

到着後、まず試練です。
ホールのある2階への機材搬入。
なんと、エレベーターが無いため、外階段からの搬入です。
 
しかし、見てください、この屈強な男たち。
実行委員会の皆様が総出でお手伝いくださいました。
まさに人でできた天の川のごとく、
機材が見る見る2階へと流れてゆきます。

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この日も暑く、汗だくになりながらの設営と本番でしたが、
会場では、嬉しいおもてなしが。
乙部町の水「Gaivota」。

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町内を流れる姫川水系の井戸水を用いたきれいな水。
冷たく澄んだ美味しい水が来場者の皆様に無料配布されました。
我々にもスタッフの皆様が、キンキンに冷えた美味しい水を
ご用意してくださり、喉も心も潤してくれました。
おしゃれなパッケージは女性に喜ばれそう。
 
そして、天上に天の川が姿を見せる頃。
「七夕コンサート」の幕が開きました。
 
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1年に一度のこの日。
皆さんは何に出逢えたでしょうか。
昔の思い出、明日への元気、溢れる笑顔。
お越しいただいた皆さん一人ひとりが
素敵な何かに出逢えた時間であれば嬉しい限りです。
 
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ご来場いただいたお客さま、
運営から設営までご尽力いただいた実行委員会の皆さま、
ありがとうございました。
またぜひお逢いしましょう。
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みなさん元気にお過ごしですか。チエです。
初夏の道南ツアーがいよいよスタートいたしました !
天気は良好、体調もばっちり。
はじめに向かった先は寿都町でございます。
道北の盆地育ちの私にとって、海に面した道南の景色というのは
とても珍しいもので、人生で初めて札幌よりも西南に進んだのは
中学生の修学旅行でした。
それからずっと歌旅座に入るまで一度も行ったことがなかった道南。
いまだにその景色は異国の感覚なんです。
大きな山に青い海、気持ち良い風にいちいち感動しながら目的地まで
向かいました。
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会場となったのは寿都温泉「ゆべつの湯」のとなりにある「活性化センター」。
老人クラブの方々や町民の方々の憩いの場となっています。
今日は皆さんのくつろぎの場所を異空間に創り上げました。
こちらの会場はすぐそばにある林をそのまま見渡せる大きなガラス張りの壁が
特徴的で、この壁をふんだんに生かしたのがこのセッティングです。
緑がきれいですよね。
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日中のステージも良かったのですが、夜になるとこの通り。
バックにある林をライトアップしてまた違う世界観が生れました。
ご来場のみなさまには、昭和の歌だけでなく、こんな演出も楽しんで
いただけていれば嬉しいです。
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「JUNCO夜想」、「東京物語」、「黄昏を待ちながら」など
新しい演目が出ると必ず訪れていたこの町。
この日は久々にフルメンバーで訪れることができました !
いつも快く迎えてくれる実行委員のみなさん、寿都町のみなさん
ありがとうございます。
またお会いしましょうね。








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道内最多の公演地、旭川でのコンサートを久々に開催いたします !
会場となるのは日本酒「国士無双」で有名な『高砂酒造』という酒蔵。
2016年9月に初めてこの会場を訪れ、沢山のご好評をいただき
めでたく二度目の公演となりました !

歌旅座一同、三度の飯より酒が好きというのはみなさま公認の事実でございます。
これも何かのご縁ですね。
当日は振る舞い酒もあるそうですよ。
売店も開店中でございます ! 
豊富な種類が取り揃えてありますから、きっとあなた好みのお酒にめぐり会える
はずです ♪
つめたぁ~く冷えた酒を、涼し気なガラスのお猪口でクイッと
呑みたいですねぇ~。あぁ~っ !! たまりませんっ !!
サーモンズのチエは、お酒よりも高砂酒造にしかない酒粕ソフトクリームを食べ
国士無双Tシャツを手に入れようと、昨年から秘かに100円玉貯金をしていたそうな。

んがしかし、この日の最大のお楽しみは歌旅座の「昭和の歌コンサート」
でございます。
酒蔵という珍しい空間でのステージも楽しみにしていてくださいね。
当日は美瑛太鼓の演奏、永山神社の舞姫たちのかわいらしい踊りもご覧いただけます。
ご家族、ご友人などお誘いあわせの上ご来場くださいませ。
お待ちしています。

〇日にち 7月29日(土)
〇時   間 開場 18:00  開演18:30
〇料 金 2,000円
〇会 場 高砂酒造 旭川市宮下通17丁目右1
〇ご予約・お問い合わせは「北海道歌旅座」迄
 電話番号 011-623-6680・070-5463-6776  
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