うたたび ザ・コネクション


北海道の雪を避けて旅に出たと思ったら、
意外と底冷えが激しく肩をすぼめている一座です。

前日の南吉先生の下宿先に続き、翌日は安城市のアンフォーレというホールでのコンサート。
今回この2日間をコーディネートしてくれた方は、元知立市の会館の担当だった女性。
違う街に移動してもこうして声をかけてもらえるのは本当にありがたいことです。
アンフォーレ
〈アンフォーレ。この会場に笑顔が溢れました〉


袖幕もなにもない開放的なステージを生かして
「いちご白書の青年」(見てる方はお分かりですね)も客席から登場。
会場が学生運動の世界観に染まります。

いつもとは少し違うセットリストに、
静岡から柿を抱えて来てくれたHさんも大喜びしてくれたようです。

78歳の男性の方が「姉を二人連れて来ました!」と声をかけてくれました。
「私たちも長生きしてまた来るからね~!」嬉しい嬉しい言葉です。

もうひとつ素敵な出会いが。
連泊していた三河安城の宿のそばの中華屋。
全員一致の「今まででNo.1!」
一粒一粒がキラキラと立ち上がる絶妙なバランスとエッヂの効いたチャーハン。
シャキシャキと食感が残る八宝菜やチンジャオロース。優しく寄り添うトマト卵炒め。
口に運ぶ度に、笑顔とため息がこぼれる。
「安い!最高にうまい!また来たい!」
日本語が話せないというシェフに、ありったけのありがとうを込めてあいさつし、
パンッパンになったお腹をさすりながら店を出る。この満足度ヤバいです。
「歌旅座と町中華」。食の中にステージを感じた一座でした。
町の中華屋さん
〈中華屋「長楽」のシェフ達〉
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新美南吉(にいみ・なんきち)
1913年に愛知県半田市で生まれた、のちの児童文学作家。
代表作に『ごんぎつね』『手袋を買いに』『おぢいさんのランプ』など。
新美南吉さん
〈新美南吉さん=Wikipediaより引用〉

女学校の教員となった26歳の南吉さん、
1939年に安城市内に下宿することになりました。
その建物が保存されて現在も多くの人たちを迎え入れています。
そこが安城初日の会場、南吉さん生誕110周年の記念イベントの一環、
アコースティック・トリオの公演です。

まずは、駐車場から下宿まで行く道のり、
これがユニーク「キツネの足跡」が道路にプリントされていて、
それを辿っていくと南吉さんの下宿に迷わず到着できるというわけです。
これが意外と楽しいんです。
キツネの足跡
〈道路上のキツネの足跡。全国の観光地にもオススメ〉

典型的な日本家屋の縁側に腰をかけて、1.8メートル先のお客様に演奏をするトリオ。
ある意味でシュールな光景です。でも演奏が進むにつれ、
3人が周囲と馴染んでくるように見えるから不思議。
トリオ01
〈軒下三寸借り受けまして演奏するは歌旅座トリオ〉

もしかしたら建物に囲まれている限定空間を感じさせるから、
屋外でありながらも特別な空気感が心地よかったです。お客様も感じてくれたでしょうか。
トリオ02
〈家主さんから座布団もお借りしました〉

今回は屋外、しかも住宅地の一角が会場なので音楽が響くことを、
家主さんやスタッフのみなさんが近所の一軒一軒にひと声かけてくれたそうです。
ありがとうございます。
不安だった天気も日が差し込んだり、小雨が降ったり止んだり。
ずぶ濡れにならずに済んで安堵しましたが、奇妙な空模様でした。
こういう天候を「狐の嫁入り」または「狐日和」とも云うそうです。
さすがですね、南吉さん。
スタンプ南吉さん
〈生誕110周年イベント、下宿先では「南吉さん」が待っていてくれました(奥の鎮座する後ろ姿が南吉さん) 〉


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さまざまな記念日として知られるこの日。
2023年晩秋の東海コンサートツアー、1ならびの第1発目は
いなべ市の北勢市民会館。同地4回目の訪問となりました。
北勢市民会館

秋らしいひんやりとした朝、会場に到着すると2匹のニホンザルが突然のお出迎え。
それを見た動物好きのナリコが狂喜乱舞、2匹は飛び跳ねるように走り去りました。
北海道民にとってのエゾシカみたいなものでしょうか、
こちらのエリアではお猿の登場は日常のようです。

おなじみ、文化協会のKさんたちに迎え入れられてセッティングの開始。
舞台スタッフさんの協力で円滑にステージは構築されていきましたよ。
会場準備完了

ところで、いなべ市は北勢町・藤原町・大安町・員弁町の
4町が2003年に合併して誕生しました。
そして「いなべ」は「員弁」という漢字だったそうです。古代氏族の名前が由来だとか。
なんかこの4町の漢字、格調の高さとめでたくて元気なイメージが並んでいるようです。

並ぶといえば、開場を待ってくれていたお客様が今回も詰めかけてくれました。
ありがとうございます。
入場タイム

最後の公演がほぼ1年前、文化協会さんも毎年のように呼んでくださるので、
歌旅座公演はいなべにおいて、もはやこの時期の恒例行事なのでありましょう。
開演すると、それはもう、ありがたい拍手の響きは、
歌旅座メンバー1人ひとりに確実に伝わりました。

終演後、文化協会のKさんによると、あるお客様が
「第1回目の公演が戻ってきたみたいで、すっごく楽しかった!」
とおっしゃっていたとのこと。
かなりご記憶されている方々もいるようなので、
この2023年11月11日、いなべ市では歌旅座公演記念日として
覚えてくれる人は少なくないはず。

さあ、果たして5回目公演はあるのでしょうか。はい、きっとあります。
その日もまた新たな記念日となるかもしれませんね。
A3onStage

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札幌円山・裏参道にある〈円山夜想=マルヤマノクターン〉が、この秋20周年を迎えました。

23年前、東京から札幌円山に本社移転したディスカバリー社。
夜な夜なナイトパトロールしていた頃、
「このあたり夕食後一杯飲める2軒目の店がないな」というBOSSの言葉から始まった。
この店の前身、アジアのダイニングバー「エイジアンブルー」プロジェクト。
店舗設計、その後タイ・バンコクに飛び🛩資材調達とコンテナ船の手配、
大工さん、設備屋さんとの施工。昼夜問わずの約3ヶ月を過ごし、
約1ヶ月のゲネプロ・プレオープンを経て迎えたドキドキのグランドオープンでした。

それから紆余曲折ありましたが、現在の「円山夜想」の形になって、
全国の演者さんからも愛されるライブバーになりました。
歌旅座にとっても「ここでしか出来ない演目」にチャレンジができるホームグランドに。
『昭和ノスタルジア・コンサート』『淳子夜想 ジュンコ・ノクターン』が
生まれたのもここからでした。

去る11月某日、そんなこれまでのことを想起しながら
20周年のメモリアルイベントがひっそりと開催されました。
タイトルは『The Friends!』演奏したのはかつてここで初めて披露された楽曲たち。

淳子夜想から「流されて伏古」「平岸追分」、オリジナルの「時の坂道」
「セイムオールドストーリー」等など…
チープ広石のドキュメンタリー映画の上映会もここからでした。
そしてこの日初披露の曲も誕生しました。

マルノクは一日にしてならず。情熱なくして歴史なし。
20年の中で歌旅座を含め、そこに関わってくれたフレンズとの
競演による素敵な1日を過ごすことができました。

♪明日は明日の風が吹くけど
   どうなっていくかはオレ達しだい
   いい事ばかりは続かないけど
   行く先真っ暗と決まっちゃいない

20年間の感謝とそしてこれからの新たな未来を共に。
ありがとうございました◎

marunoku
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Xmas直前恒例の旭川公演。今年もやります。
2023年の千秋楽。そして今年は「北海道179市町村公演」達成記念としてのコンサートです。
旭川市内、近隣で協賛をいただきました皆さんありがとうございました!

思い起こせば、現在大活躍中の「三代目歌旅号」が
新車で登場したのが2年前の旭川公演。
ボディに貼られた千社札もあれから沢山増えました。
皆さんの熱い想いととも全国を廻り「三代目歌旅号」この日で2歳を迎えます。
(ちなみに千社札はまだまだ募集中です♪)

さあ冬の定番イベント、旭川公演情報はこちら👇
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12月19日(火)                    
旭川市民文化会館 (旭川市7条通9丁目)                                         
 ▷開場18:00  開演18:30 
 ▷入場料:前売2,000円  当日2,500円   
 ▷主催:旭川 北の暦友の会
 ▷後援:旭川ケーブルテレビ「ポテト」・ (株)ライナーネットワーク・北海道新聞 旭川支社
 ▷協賛:串処えびす・GARAGAGEガラガジ・長浦歯科クリニック・
    生姜ラーメンみずの・日本民謡 梅清会 宍戸梅清勝・願船寺・円明寺(当麻町)
    *順不同・敬称略
 ▷チケット販売・問合せ:
  旭川 北の暦友の会(事務局:樋口)☎0166-73-3225
  北海道歌旅座 ☎080-9534-4178   
  チケットぴあ(Pコード:188-069)
  セブン-イレブン                   
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皆さん会場でお待ちしております✋

旭川01
旭川02

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