年の瀬に飛び跳ねているうさぎでおま。
 
暮れも暮れ、私と同じように家庭を預かる立場におられる歌旅座マダムの皆様。
同志として心からエールを送ります。
 
道は混む、店は混む、道路は悪い、買い物は多い重い、時間がない。。。
やらなきゃならないことに追われるのが年の瀬、と
ため息つく暇もなく動き回っておられることでしょう。
あとひと息、いっしょに頑張りましょうね。
 
私のおせちは、鶏ガラ4~5羽分と長ネギ生姜を
コトコト煮出す大鍋いっぱいのスープ作りから始まります。
このスープがうま煮の基本のだしとなり、元旦のお雑煮のおつゆとなり、
三が日の鍋のだしとなり、七草がゆの元となり、
さらに残れば「おせちもいいけどカレーもね♪(古ッ)」と
カレーを煮込むスープとなります。
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本格的に稼動する暮れの準備の数時間前。
アクを取りつつゆっくり煮込むこの時間は
頭の中で暮れまでのスケジュールを組み立てたり、
1年を振り返ったり、さらには昔々を思い出したりする、
この後に訪れる戦いを前に心落ち着かせるための穏やかで貴重なひとときです。
 
「もう次のお正月は簡単にしよう、頑張って作ってもどうせそんなに食べないのに」と
毎年思うのに、気がつけば真っ先に鶏ガラを買い込んでしまう。
結局、自分自身で忙しさの渦に追い込んでいるということなのかもしれません。
でも、この時間がなければお正月を迎える気にならないだろうと想像できるので
やめられない、というのが本音かな?
 
 
そんな忙しさに拍車をかけるのは承知の上で、
今年最後の歌旅座ライブを終えた翌日、
1泊だけの強行軍で上京してきました。
 
歌旅座の照明を担当していたリンタロウ。
リンタロウと私はただならぬ関係にあります。アハハ。

遅ればせながら大学生となったリンタロウは、
現在、学内のギターソサエティーという部活でクラシックギターを爪弾いています。
さらには、合奏を主体とする同部の「指揮者」に抜擢され、
その世界では高名な先生から指揮のイロハを習い、
今回は杉並公会堂で行われる定期演奏会で、ほぼフルでタクトを振るうとのこと。
そいつはひとつ冥土の土産に拝聴拝見しようじゃないか、ということで上京した訳です。
 
五線紙も読めず「ドってどれ?」と聞くくらいのレベルだったヤツが
オーケストラの譜面を読むようになるなんて、私の想像の範疇には全くありませんでした。
そして本番。うさぎの緊張もなんのその、なかなか堂に入った指揮者っぷりでした。

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元々、人の前面に出て何かをするのは嫌いなタイプ。 
それは内気ということではなく、後方で策を練るほうが得意(誰の血なんでせう?)だったのに
この日の定演の少なくとも数曲は彼が主役でした。
 
OBOGがあまたおられる伝統ある部で今、要となる位置にいられることにも
みんなの音を拾い集めてひとつにまとめるタクトを振る姿にも、
歌旅座で過ごした経験が生かされているように思えます。
初めて操作卓に触れた時から大きなホールの照明を自在に操れるようになるまで、
本当に多くの方々に見守られ、教えられ、育てられ、可愛がっていただきました。
ただならぬ関係の者として、あらためて心から感謝申し上げます。
 
多感な時期、迷う道さえ見えないような状態で
歌旅座のスタッフとしてハードなツアーを共にするようになり、
照明を覚え、時にトラックも運転し。。。
そして大阪におられる雲の上の照明の師匠とお話させて頂いた頃から
リンタロウの照明は変わっていったように思えます。
その後、JUNCOのヴォーカルが入るほんのひと呼吸前に
スーッと点されるそのあうんの呼吸に大きな成長を感じたものですし、
その大きな手のひらで柔らかく卓を操る所作を見るのが歓びでもありました。
 
今はその手にギターとタクトを抱え(学業は??)、
位置としては離れたところにいますが、
歌旅座の動向は必ずチェックし、関東ツアーがあれば馳せ参じる
東京支部のスタッフのようなものです。
どこかで見かけたらどうかひと声かけてやってください。

「指揮者:リンタロウ」動画(YouTube)


長くなりました。
おせちの話から脱線してしまってゴメンナサイ。
でも、どこかで伝えたかった話でもあります。


さあ、もう数える間もなく年が明けます。
歌旅座に関わるすべての皆様に来年も幸多かれと祈りつつ、おせち作りに戻ります。
今年もまるっと、有難うございました。


北埜うさぎ