去年12月に続いて、沖縄にやってきたアリーです。
前回は台北からだったが、今回は千歳空港から福岡経由での那覇空港いり。
ほぼ1日がかりで、雪の札幌から南国の那覇へ到着した。
暖かいと思いきや、最高気温15℃、意外と肌寒い季節。

兄弟会社のディスカバリーファームで全国各地の方言カルタを製造しているが、
沖縄テレビから依頼をうけていた、〈うちなーぐちかるた〉も今月無事納品完了。
再販第4版のこのCD付きカルタも、間もなく沖縄県内の書店に再登場することは
嬉しい限りである。さらなるヒット商品になってもらいたい。

そんな縁のある沖縄県で公演の実現に向け県内を回るが、まず初めに訪れたところが、
ここ『語りbar Kaz』。沖縄で歌旅座を応援してくれる人がいるのだ。

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このお店、前回、BOSSの35年来の知人Yさんに連れてきてもらった那覇市内のバー。
ここを1人で切り盛りするのが、とっても気さくで「気」のいい、その名も
Kazさんという女性だ。まだ一度しか会っていないが、歌旅座の沖縄営業課長
を自称してくれる、すでに応援団の1人。
まるで「アジト」のような佇まいのビルの3階、店の扉を開けると、
「おかえりなさーい」という元気な声で迎えてくれる。

着物姿に酒屋さんのエプロンを締め、粋なKazさんが今日も、
お手製のピクルスや、カウンターで香ばしく焼いたお餅を出してくれる。
酒はもちろん泡盛。

今ではすっかり地元の人に見えるが、千葉で教員生活を終え、
趣味のスキューバダイビングで何度も訪れていた大好きな場所、ここ沖縄に
1人で移住してきた経歴の持ち主。
冬は、スキーで以前は、北海道を毎年訪れていたらしい。
歌旅座とは「旅」の話しも尽きることはないだろう。

彼女と「語る」と、35年間子供たちとも向き合ってきたこと、第2の人生を
ここで過ごすことを決めた潔さ、暖かくも芯のあるその人柄を感じることができる。
この人がいるから、訪れる店。「語りbar」というのが頷ける場所だ。
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(Photographer ・TAKA)

Kazさんにも早く歌旅座の公演をみてもらいたい。
そして、まだお会いしていない、沖縄の方々にも。

〈琉球の珍しく肌寒い風〉を受けながら、明日を信じて、
今日も、行って参ります!