お久しぶりでございます。オガです。
 
ありがたいことに、旅の始まりから一緒に歩ませてもらい、
9年目を迎えるところまで参りました。
 
実は、このツアーが始まる少し前、担当させて頂いたある仕事があります。
おそらく自分にとっての歌旅座の原点は、そこかもしれません。
 
作曲家・林哲司氏のトリビュートCD製作プロジェクト。
ほぼ名ばかりでしたが、ディレクターとして関わらせてもらいました。
 
参加してもらったのは4名の女性シンガー。
偶然にも、全員北海道出身であり、ピアノ弾き語りを
基本スタイルとする点も共通する4人。
 
その中で、周りを寄せ付けないほどの緊張感を漂わせ、
その集中力が、他とは違うカッコよさを感じさせる
1人の女性シンガーがいました。
 
「ぶっちぎりで一番に。」
 
口癖のようにそう言っていた彼女の歌は、それを裏付けるかのごとく、
他の追随を許さぬ、圧倒的なものでした。
 
【悲しい色やね】 
歌:JUNCO
サウンドプロデュース:チープ広石
 
これがJUNCO&CHEEPとしての第一歩だったと思います。
この瞬間に立ち会えたことが、「感動」を作り上げていくことの
楽しさを教えてくれた、心震えた出来事でした。
 
 
 
それから間もない2009年2月。
雪深い夕張から始まった「北海道180市町村公演」という旅。
 
まさに手探りで進む日々。
人を集める術を知らず、開催当日まで何度も現地に赴き、
チラシを1枚1枚配り、1軒1軒電話し、ひたすら走り回る。
不甲斐ない結果に悔し涙を流したこともたくさんありました。
 
失敗し、つまずき、何度も迷惑をかけたにも関わらず、
その度に手を差し伸べてくれ、「一緒に行こうぜ」と
背中をバンバン叩いてくれる仲間たちの励まし。
そして、なにより満面の笑顔で迎えてくれる
各地のお客様に支えられ、ここまでやって来れました。
 
そして、この8年間の旅の途中、チープさんはじめ
偉大な先輩方との別れもありました。
 
ただ、ひとつ変わらないことがあります。
それは、あの時と同じように
「ぶっちぎりの一番」で歌い続けるJUNCOの姿です。
 
そんな心揺さぶる歌を、まだまだたくさんの街に、たくさんの人に届けたい。
その場所をどんどん作っていくことが、僕の使命だと思っています。
 
歌旅座9年目の挑戦。
すぐ目の前まで来た北海道全市町村での公演。
その先に広がるニッポン全国への旅。
北海道の皆様にとって誇りに思って頂けるようなチームを目指し、
いま一度、あの心震えた原点に帰り、初心を思い出し、
改めて確実に、そして大きな一歩を踏み出せる、
そんな飛躍の年にしたいと思っています。