ごきげんいかがですか。
司会太郎です。
今回はわたくしが「9年目の挑戦」を担当します。

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私のおふくろさまは、もう10年以上も毎週水泳教室に通っている。
同じような世代が多数プールで泳ぎまくっているそうだ。

あるとき、プールで流れるBGMが不調をきたした、と。
具体的にいうと、「テープが伸びた」のだ、と。
今どきカセットテープを使用しているのに驚いたのですが。


話を聞くと、BGM用テープが長年の使用に耐えきれずに
ビローンと伸びてしまって音楽もスローモーションになってしまって
非常に困っているらしい。軽快感がまったく無くなってしまったと。
でも、どういうワケか再生はされていたらしいのだけど。


予算の関係で新しい機材の導入もままならず。 
最終的にはBGMは停止され、生徒さんたちは、水しぶきの音と
指導する先生のかけ声だけのなかで水泳をつづけた。


お盆休みの帰省時に、おふくろから新品のカセットテープを2本託された。
「なんでもいいから、泳ぎにピッタリな曲を入れて」という乱暴な要望。
カセットテープが懐かしかったので引き受けた。
そして、時間はかなり経過してしまったけど、
正月にテンポ感のある音楽をビッシリと収録した
2本のテープを携えておふくろに手渡した。
うれしそうに受け取ってくれた。



そして先日、おふくろから電話をもらった。
世間話をひとしきり終えた最後に水泳教室の話題。
曰く「みんな大喜び」
曰く「また楽しくなった」
曰く「いろんな人を誘って、生徒さんが増えた」…。
声を弾ませてそう伝えてくれた。
こちらも自然と微笑んだ。



電話を切ったあと、思った。
「北海道歌旅座のやることは、こういうこと」。
喜んでもらい、楽しんでもらって、広がる。
これが歌旅座が届けるべき音楽のかたちだと信じる。

音楽は形がないものなのに、
心に響く音楽の「かたち」は確実に存在する。
それによって人の行動を変えることもできる。 

チープ兄貴、JUNCO、BOSSを筆頭に
歌旅座がこれまでやってきたことは間違っていないと確信。

司会太郎としての9年目の挑戦は歌旅座がやってきた
音楽のかたちをさらに広げていくこと。
喜んでもらい、楽しんでもらうのは当たり前。
多くの見知らぬ人に歌旅座をみつけてもらうために
多くの親しい人に歌旅座を再発見してもらうために鋭意奮闘する所存。
そのためには、これまで以上に出会いを重ね、芸を磨くこと。



新しいテープが先に伸びるか、その前に自分がのびてしまうか、勝負!

cassette_tape




それでは、ごきげんよう。