以前、北海道歌旅座のネーミングを「ダサい」と言っていた人がいた。
たしかにある街の主催者は「股旅座」と言いかけたことがあるし、
「どこのドサ回り?」なんて聞かれたこともあるほどだから
そんな印象を与えるのかもしれない。
しかし自分は、このチームの「攻めの意図」が凝縮されていて、
とてもいいネーミングだと思っている。

よく様々な場面で「早くメジャーになればいいね」と言われる。
早く名が広まればいいねという期待を込めてのことだと思うが、
「ありがとう。でもメジャーって何だろうね?」といつも問い返す。
各地の人々に直接向き合って生の音楽を届ける、
それもすべて自らの手によって質の高いステージを創り上げ、
年間百数十回もの公演を展開しているその姿は、
いかにメジャーと言われているミュージシャンであっても
到底足元にも及ぶものではないだろう。



歌番組はほとんどテレビでは見なくなったし、
ラジオから流れる歌からも昔のようなワクワク感がしなくなった。
きっと、歌旅座の汗してる姿を知っているから、
「熱いもの」が感じられないからなのだろう…。



早いもので旗揚げして9年目を迎える。
はたして採算は取れてるのか、いつも心配になる。
「1曲でも当てたら、営業も集客も楽になるのにな…」などと
考えるのは浅はかだろうか…。

この「9年目の挑戦」シリーズで、スタッフ一人ひとりの熱い思いを目にした。
その思いは、今後も数多くの「歌旅座中毒患者(?)」を生み出し、
その方々の支えと共に、今後も力強く邁進していくのだろう。
これから何が飛び出すか多いに楽しみである。

北海道全市町村公演達成も間近に迫った。
後援会としても手をこまねいているわけにもいかないだろう、
と思いつつ脳軟化気味のこの頭では何ら策は思いつかず情けない限りだ。
助言などをいただければ有難い。
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さあ、まだまだ歌旅は続きます。
これからも皆で力強く応援していきましょう。

更に、熱く!!


北海道歌旅座 後援会会長
吉田 聰