通常道内のツアーでも巣から遠く離れた処にはなかなか
参戦することのないうさぎだが、今回珍しく耳を伸ばして、
いや足を伸ばして東北ツアーに二日ほど参加することとなった。
目指すは宮城県東松島市コミュニティセンター。

東北ツアー7日目。
東松島は昨年の8月についで二度目の公演。
初夏と呼ぶにはまだ少し早いけど、青天の5月は緑も濃く
前日ののり日でリフレッシュしたメンバーは、お昼にご馳走になった
”サクサク天ぷら付きのりうどん”のパワーも加わり、搬入、セッティング
リハーサルを手際よくこなして本番へと向かった。
前回は文化協会の会員限定LIVEだったが、今回は一般向けの公演ということで
お客様の入り具合を担当のダルもコミセンの方々も心配していたが
どうして どうして 予想を上回る沢山の方で、用意していたアンケートも
急遽追加するほどだった。
”昭和のうたコンサート” ではあるが この日は少しオリジナルを増やし
それに合わせて いくつかの場面にうさぎも登場。
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ステージの上と そして客席の後ろ 両方からLIVEを体感したが 
JUNCOの歌声に ナリコのバイオリンに サーモンズのパフォーマンスに
自然に湧き上がり広がっていく拍手や歓声に何度もうるうるしてしまった。
LIVE終了後は私も多くの方と握手をして再会を約束した。
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この東松島も東日本大震災で大きな被害を受けた町だ。
あの時多くの時計が止まった。

誰の心の中にもある時計。
順調に一定のリズムで時を刻み続けることの方が稀ではあるが
この町には抗えない大きな力で強引に止められてしまった時計がたくさんある。
東川町在住写真家 飯塚達央氏 は震災後、何度も被災地を訪れてボランティア活動を
しながらフィルターを通し、その現状を、苦しくなるほどの人々の息づかいを
伝えている。
「時計」をテーマにしたこの写真を是非見て頂きたい。
(「この写真」をクリックすると飯塚氏のブログにリンクします)

今日のこの公演を観に来てくださった方の中には、もう二度と動かない時計を
見つめながら必死の思いで自分の針を動かしている方も多いだろう。
”復興”という言葉は公の言葉であり、社会として目指すのには正しい言葉だ。
では個々は?
大きな悲しみや恐怖を味わった心が ”再び元のような勢い”を取り戻すことは不可能だろう。
それでも針は動き出す。前とは違った速度で・・・。
「元気になった」「元気をもらった」
私たちの公演の見終えた方がかけて下さる一番多い言葉だ。
ありがたい言葉だが、決して歌旅座の元気のパワーをお客様に受け取ってもらっている
だけではないと思う。
”元気になろう、元気でいよう” とする力は誰にでもある。
ただ、そんな力が自分にあることを忘れてしまったり、使う気になれないことも
また 誰にでもある。
こうして懐かしい歌を直接届けることによって、一緒に会場で歌ったり
楽しんでもらうことによって、元気の力を呼びおこす後押しに少しでもなれば・・・。
時計のネジのひと巻きなれるなら・・・。
そんな寄り添うような公演の形を目指し、忘れずにいたい。
「ありがとう」「楽しかったよ」「また来てね」笑顔と共に交わした
握手の手がとても堅く、とてもあたたかかった。
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最後に千葉センター長をはじめ、スタッフの皆様 ありがとうございました。
東松島の皆様 また会いましょう !!