大変な異常気象で九州の豪雨、関東ではヒョウが降ったり大変な事になってます。
全国を回る歌旅座としては全くの他人事という訳ではありません。
しかし、これまで運良く公演に穴を空ける事なく公演が出来ているのは、
きっと我々の普段の行いが素晴らしいからでしょう。
北海道も熱に侵されている日々、全国の皆さん暑中お見舞い申し上げます。
 
久々の道内ツアーだった事と、一大イベントの様に祭り上げた『奥尻de夏休み』
のおかげでテンション高くスタートした道南ツアー。

日々ブログでも書かれている夏休み。
みんなが海に入る用意をしている時には自分はもう泳ぎ始めていて、
海で泳ぐのは子供頃以来、20年ぶりで舞い上がっていた。
深さ2mくらいのところにウニがゴロゴロしているのを見て、
お宝発見!!と叫び急潜行し素手でウニを鷲掴みにして浮上、
高々とウニを掲げたのである。

ウニの棘があんなに鋭利で硬いとは思わなかった。
手は棘だらけ、数カ所から出血もしていた。
こんな事で心折れてたまるかと泳ぎ続けたが、微妙な痛さ。
抜けない棘が気になり、陸にあがって指を穿り、また海へを繰り返した。
まだ残っている穿った穴が自分を戒めている。

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そしてツアーを振り返るととにかく豪勢な食事と懇親会の数々でした。
初日から有田さんのブログでもあった様に、初日からBBQで打ち上げ。
寿都産のホタテやら、カキやら、ホッケだとか…食いまくり。
翌朝にも寝起きから頂いたシフォンケーキにアイスをトッピングで。

乙部町での懇親会も、地物を使った料理を振舞ってくれた。
フードスタイリストなる聞いた事がない職業をしている方がいて、
手作りのオシャレなおつまみや、オードブルをしこたま食べた。

そして奥尻2days。
初日の公演後にはお寿司屋さんでお食事会。
ウニ、アワビ、ウニ、ホヤ、ウニ。
3つのテーブルだったが、気がつけば自分がいるテーブルの食べ物だけが
すごい速さで無くなっていた。
翌日はBBQで、お肉や海産物から焼きそばまで。

3日にして、そろそろ痛風の発作がでるんじゃないかと怖くなってくる。
気休めに、寝る前水をがぶ飲みをしたが意味があるかは謎である。
特に地元の美味しい物を出して頂くと、やはり残さず頂かなければ…
鍛え上げられた伸びた胃袋は期待を裏切らないのである。

ツアーも折り返しにして既に2kgは増えたのではないだろうか。
まさに夏太り
そもそもなぜ夏太りと言われるのか調べたが、夏が要因で太るのが『夏太り』らしい。

ただの太りだった。

その後の長万部町でも、森町でもいろいろとご馳走になってしまい。
帰ってくる頃にはどれだけ体重が増えたのだろうか。
最後まで痛風が出なかったのがこの夏をいい思い出にしてくれている。

ただ今回のツアーで忘れ物をしてきた事に気がついた。
帰ってから鏡を見てみると首がない。
どうやらどこかの町に忘れてきてしまったらしい。
俺の首、どこへ行ったんだ。

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