再起不能になるかと思われた腰の痛みもすっかり癒え、
以来1か月以上続けている自宅会社間のウォーキングにより、
腹回りもスッキリし、身体が軽くなってきました。
世間的にはぽっちゃり体型ですが、歌旅座の中ではガリガリのオガです。
 
だいぶ涼しくなってきましたね。
あんなに額に、全身に汗して過ごす暑さも耐え難いですが、
こう涼しくなるとその暑さも少しだけ恋しくなるのは私だけでしょうか。
 
 
さて、恒例となってきました歌旅座メンバーによるリレーブログ。
今回は「残暑見舞い」と題し、お届け致します。
まずは私オガからスタート、お付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。
 
 
過ごしやすくなった今日この頃、ご家族やご親戚とともに、
ご先祖様達との懐かしい思い出に浸りながら
穏やかなお盆をお過ごしのことと思います。
 
この時期になると、街のあちこちから聴こえてくる祭囃子。
真っ盛りの夏を告げる風物詩ではあるものの、
夏が終わりに近づいて行く哀愁感も心に漂います。
短い北海道の夏がそうさせるのでしょうか。
 
近年、小さなお祭りがひとつふたつと姿を消している、という話を耳にします。
ここ札幌市内も例外ではないようです。
時代や地域の変化なのかもしれませんが、その地で永らく
住民を楽しませてきたお祭りが無くなるというのは寂しいものです。
そこで途絶えてしまう伝統や文化も、全国にはたくさんあるのでしょう。
 
歌旅座は昨年、そんな消えかけていた宝物に出会いました。
現在の北斗市がある地域。そこに茂別村が誕生したのはおよそ110年前。
昨年発見された資料に、譜面と歌詞が掲載されていた『茂別音頭』です。
しかし、茂別村があった頃を知る現在ご存命の方でさえ、
歌うどころか、その歌の存在すら知らなかったというのです。
 
我々はそれに新たな命を吹き込むべく、復刻・音源化をさせて頂きました。

そのことがきっかけとなり、今年の北斗市でのお祭りでは、
盆踊りでこの『茂別音頭』が流れたそうです。
その風景をご先祖様達は喜んで見守ってくれていたでしょう

我々歌旅座も、去る8月11日の「夏まつり2017」で
"北海道讃歌"のひとつとして演奏させて頂きました。   
古と今の月日の橋渡し役として関われたことを大切にし、
これからも歌い続けていけたらと思います。

そして、この出来事は私にも素敵な出会いをくれました。
小唄や音頭と呼ばれる歌には欠かせない「三味線」です。

昨年、この『茂別音頭』を演奏することを目的で中古品を購入し、
見よう見まねで練習し、何とかこの1曲は形だけですが、
恰好が付くようになってきました。

しかし、せっかくこの伝統的な和楽器に出会ったからには、
しっかりと弾きこなしたいと、更なる野望が芽生えてきました。
 
目標とするのは、歌旅座を応援してくださる皆様であれば
ピンとくるあの曲です。
 
まだまだお聞かせするには程遠い状況ですが、
目下、激しく特訓中です!
 
 
どこかの公演で、三味線・オガが登場する日が来るのでしょうか。
どうかあまり期待せずに待っていてくださいね~🎵