このブログを愛読されてる方や JUNCOと私、北埜うさぎがパーソナリティを
務めているラジオ番組「ディスカバリーミュージックドットジェィピー」を
お聴きの方多くがご存知と思うが、歌旅座の面々はとにかく硬いご飯が大好きだ。 
JUNCOは番組内でもよく旅先で出会った頂いた美味しいものの報告と共に
「どこそこのホテルの朝食のご飯が信じられない程やわらかくて・・・」と 
涙を流さんばかりに訴えることが多々ある。

硬飯好きの筆頭はBOSS 
『もう、これってめっこ飯(北海道弁でござる)じゃね?』
と言われそうなほどの硬めのご飯をこよなく愛す。
が故に当然といえば当然なのだが、旅先で好みのご飯に出会う確率は限りなくゼロに近い。
だから今回のように長いツアーに出ると、残る身としては道中の安全を願うと共に 
「どうか少しでも硬めのご飯とめぐり合いますように・・・」とついつい祈ってしまう。

さて今回はそんなご飯の友?お供?のお話。
我が家の白米はとてもフレンドリーな性格。
だからうちの冷蔵庫の中は友だちがいっぱい!友情に 満ち溢れている。
ざっと見回すと、梅干は定番の粒のもの、カリカリ小梅を刻んだもの、
フレーク状のふりかけタイプ。
佃煮は あさり、唐辛子のり、わさび昆布、唐辛子昆布、牛肉そぼろ、しそ昆布
漬物は常時2~3種類、市販のつぼ漬けには輪切りの鷹の爪とごまを合えて
これでもかというほどの激辛明太子。
熊本のきくらげコリコリ漬けや激辛高菜 
東北の青南蛮を漬けた物は生姜の佃煮と共に細かく刻んで合えてある。
(だんだん辛いもの自慢になってきちゃった・・・)
わさび漬け、ホタミミジョ、塩うに etc・・・
夏に出回る道内産の青 南蛮は麹と醤油を使い自家製辛味噌にして長期保存できる
ようにしてある。
と、まあこんなふうに書ききれないほどのご飯の友だちが、次なる食卓のメインの脇に
置かれる時をじっと待っている状態だ。
その日の献立のメインが肉料理であっても、魚料理であっても
締めの一口は白いご飯とお友だち。
これが至福の時だ、と勝手に思ってる。
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ご飯の友からは少しそれるが、
もう十何年愛用しているお醤油は八雲町で作られている昆布醤油。
短冊切りの昆布そのものが入ったまろやかな風味が気に入り使い続けている。
今、某所でギターと指揮棒を握る息子は、このお醤油を混ぜただけのご飯を握った
 “おしょうゆおにぎり”が大好物でおかず無しのこのおにぎりでひたすら大きくなった・・・ような気がする。

一日の始めと一日の終わり、我が家のご飯はたくさんの友だちを従えて 
『さあ、次なる公演も頑張っておくれよ、そのために我々は力になるぜぃ』
と鼻息荒く出番を待っている。
ならば私は、長い旅の疲れをねぎらうためにも今日は腕によりをかけてめっこ飯に近い
硬めのご飯を炊くことにしよう。

ちなみに
長いツアーの間、お留守番している私は自分のためにご飯を炊く事がまずない。
パンや麺類、ご飯無しの一人鍋なんかで殆ど済ませてしまう。
私にと っての“ご飯の友”は、もしかしたらメンバーみんなの笑顔なのかもしれない。
などと、ちょっといい話風に締めて今回はおし米。
いや、おしまい!