長かった秋のツアーが無事に千秋楽を迎えた。
31日間の旅で25公演。
これまでで最長だったが、年明けにはさらに長く続く旅を
予定している。

日程チラシを見たお客さんや、会館の担当者の方から
「予定がびっしり。すごいですね。」とよく声をかけられる。
私自身は、振り返れば長かったが、一日一日の積み重ね。すごいと思ったことはなく
あっという間に時間がすぎてしまったというのが正直なところ。


しかし、あえて挙げるならば、JUNCOさんのパワーはすごかった。
これまでも私の中ですごいと思う逸話はたくさんあった。
コンサートの前日、思い切り酒を飲み、翌朝土偶のような顔で会場に向かっても
本番前にはあの大きな目をギラリとさせてステージに立っていた。
咳が止まらず歌えるのかという状態の時もあったが、不思議なことに本番中だけは
ぴたりととまった。
その咳が数日間続き、気が付くとあばら骨が折れていたこともあったが
そんなこと周りにはみじんも感じさせないパワフルな歌声を会場に響かせた。

気づいている方もいると思うが、今回の連続公演は9月13日の円山夜想ライブから始まっていた。
更に本番をこなすだけでなく、他のメンバーと一緒に仕込みと撤収作業もこなしているのだ。
頭に手ぬぐい、首に照明をつなぐケーブルをかけながら作業をする姿は舞台職人。
自他ともに認めるガテン系シンガーだ。そして苦しい時こそ更なる底力を発揮する。
約1ヶ月間、声を枯らすことなく歌い切ったJUNCOさんを心から尊敬する。

10月14日。今回のツアー最終日は小浜市を訪れた。
NHK連続テレビ小説「ちりとてちん」の舞台となり一躍有名になった街だ。
会場となった小浜市文化会館では立派なポスターをどんと飾ってくれていた。
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客席にはたくさんの人生の先輩方が幕開けを待っていてくれた。
一曲終わるごとに大きくなる拍手。それに応えるようにパワーを増していくJUNCOさんの歌声。
舞台袖で鳥肌が立った。
「生きているうちにまた会いたい」
今回のツアーでJUNCOさんの手を握りながら、ものすごくリアルな言葉で感動を伝えてくれた方が
何人もいた。
またきっと帰って来ようと思える町にたくさん出会えた旅だった。
ツアーは一旦終わったものの、旅はすぐに始まる。
久しぶりの北海道公演、さらに力強くなったJUNCOさんの歌声が
大地に響き渡ることでしょう。
どうぞお楽しみに。