黒松内にはアネゴのように慕っている女性がいる。
彼女の名は今田奈々子さん。
出逢いは3年ほど前。コンサートで" 黒松内教育委員会の
今田さんに電話をしてみて"とお客さんの書いたアンケートが
きっかけだった。
北斗アキラのようなハスキーボイスに威勢の良い話し方。
初めて会ったとき、「行政に頼らず、若い人達に自分達で
創り上げることを楽しんでやって欲しい」と話す姿が格好良く
一瞬で好きになった。
町の若者達を集め町おこしのために「黒松内町ふるさと創世塾」という
チームをつくったばかりの頃だった。
以来、黒松内でのコンサートはこの人なしでは語れない。
1ヶ月ほど前に奈々子さんから電話がかかって来た。
「中学生に歌旅座の歌聞かせたいんだよね」
リクエストは「子供達が元気になる歌」といたってシンプルだった。
コンサート当日体育館で子供達が来るのを笑顔で待ち構え、
次々に入って来る子一人一人に親戚のおばちゃんのように
声をかけていた。
「この人ただの公務員じゃないな」
会うたびに思う。
いつも町を元気にしたいと語る奈々子さん。
この日は生徒よりも、先生よりも、サーモンズよりも⁉︎ノリノリで
コンサートを観ていた。
誰かを元気にしたきゃ、まずは自分が元気でいること。
楽しませたきゃ、自分が楽しめ。
やりたいことがあるんなら、やれ。
いつもシンプルでまっすぐな背中を見せてくれる奈々子さんは最高のアネゴです。
次回は来年。また一緒に何か企みます。
黒松内町のみなさん、楽しみにしていてくださいね。