会場は、しらおい創造空間「蔵」さん。

この日は、大人気「楽屋珈琲」の試飲コーナーも設けさせていただきました。
なかなかお客さんがみえず、時間をもてあましてしまうチエ。

珈琲と言えば、学生の頃、喫茶店でアルバイトをしていたことがあります。
ほとんどのお客さんは珈琲、たまにオレンジジュースなどが入ると近くの自動販売機に走り、メロンソーダなんて何年前の瓶だろうというシロップを使う。

そこでの私の一番の仕事は、CDを選んでかけ、ノートに記録することでした。
クラシック音楽をかける、名曲喫茶だったのです。

私が働いていた頃も、いらっしゃるお客さんは全員スピーカーに向かって座り、カップをソーサーに置く音と、ライター、たまに新聞をめくる音しかしない。

この喫茶店が今年の年末で閉店すると、ある方からお知らせいただいて知りました。

喫茶ウィーン
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1950~1960年代、同じ頃流行した歌声喫茶は皆で歌い楽しむ場であったのに対し、こちらはひたすら音楽に耳を傾ける空間。
クリスマスには行列だったなんて!

マスターとゆっくりお話しをする機会がなかったけれど、こうして昭和のステージをするようになった今、当時の私よりも少し、マスターの生きてきた時間に寄り添える気がします。

また、そんなふうにして一時関わった人のことを、相手には気づかれぬところで思う時、頭に浮かぶことがある。

ちょっと現実的な話ですが、私達のステージ、高齢の方も多くいらっしゃいます。
もしも、たった一度きりの出会いになってしまったとして…
でも、「あの日のあの夜、楽しかったなぁ!」とか、そのご家族が、「あの日、楽しそうだったね。」
などと思い出してもらえたら、と。

白老公演、寒い中お越しいただいた皆様、ありがとうございました。
年内、歌旅座の公演はあと4公演。
各地の皆様、お待ちしております!