苫小牧発八戸行きのフェリーで向かった東北ツアー。

おでこや耳がピーンッ!と冷えて、寒さが身にしみる。北海道の、私達の住む札幌とは違う冬が待っていました。
しかしそこに暮らす人達は、どこの町へ行っても温かかった。
心から安心する温かさ。

たとえば私達の大切にしている終演後のアンケート。
これには土地ごとの傾向が感じられることも多いのですが、東北の方は文字が多い印象があります。
あの十行足らずの欄に綴られた文は、まるでお手紙をもらったかのようで、文通の返事を読むような、素朴な嬉しさがあるのです。

また、JUNCOの歌うオリジナル曲「重ね日」が、どの会場でもまっすぐ響いていく様は、伝えたいことがそのまま受け止められて、私達の心もいいところにすとんと納まるようなフィット感。


東日本大震災に見舞われた2011年から、七年が経とうとしています。
あの時、「日本人の精神」を世界が称賛しているという声が多く聞かれました。
でも、こちらの方々と接するたび、この東北の方達だからこそ、だったのだろうなと感じています。


この旅の途中で、愛車アルフィーが倒れました。
何時間も凍えて過ごした私達ですが、
最近ボスがJAFにたまたま入っていた、いよいよアクセルが効かなくなったのが高速を降りてすぐだった、向かいにはコンビニが光っていた、目的地から近かった、等々を挙げて、「運がついている!」と言い合える私達は、身も心も晴れやかに、東北ツアーを終えられたということでしょう。

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長めのツアーが終わると足が向かう喫茶店。本日の珈琲のお供は、歌旅座スケジュール帳と、最近読んでいる“血流”の本です。