10年目のRUN
「V. S. O. P.」

昨年暮れのこと。
北海道歌旅座BOSSが、
「歌旅座が始まった時の父さん
 (筆者のこと) の歳が、
今の僕の歳なんだよね…」と、つぶやいた。
「そうか…そんなに経ったかい、早いもんだね…」
 
深い感慨に包まれ、無言でタバコの煙を追う2人がいた…。


旅行がてら各地の公演に足を運んでいるが、
行く先々で力強い応援者を生み出し、
温かい声援の輪がどんどん広がっているのを実感できる。

スタッフ自らの涙ぐましいまでの頑張りが
その根底にあることは確かだが、
その街の人々に寄り添って展開されるステージが
心地よい響きとなって観客の心に届き、
共感を呼び起こしているからこそだろう。


ある人が、20歳以降の目指す姿を「V. S. O. P.」と表現していた。
歌旅座も9年の中で得た、
あふれる「V=バイタリティ(活力)」を糧に気概をもって
「S=スペシャリティ(専門性)」、
「O=オリジナリティ(独創性)」、
「P=パーソナリティ(個性)」
を極めるべく
今後も精進してほしいと心から期待している。

さらに走れ、力強く!!


吉田 聰(よしだ・さとし)
  北海道歌旅座後援会 会長
 (北海道恵庭市 在住)

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