10年目のRUN
「終わりのない旅を、ごいっしょに」


とある撮影の仕事で出会った写真家・飯塚達央氏に
「今度トーク番組にゲスト出演するからみてね」
と、言われなければ北海道歌旅座には出会っていなかった。

数日後に一座のBOSS有田氏が店にやってきた。
「旭川には事務局がないんだね?」
「やる?」
「やる!」
春の暖かな日だった。

夏の初めにチープ広石JUNCOに出会い、
秋に入る頃に願船寺で旭川事務局による第1回目の公演。
満員の会場は今でもはっきりと思い出すことができる。
 
あの日から、公演が終了したその日に
次の公演に向かうことを重ねて、8年たった。



19歳で上京してヘアーメイクとして
撮影スタジオや国内外ロケに行くことは
仕事として当たり前にある日常だった。

20年余りの時を経て北の地でリハーサルから会場に入り、
照明の当たり方を確認しヘアーメイクを考えたり、
タイでのロケーション撮影でモニターを見つめたり、
まして再び渋谷公会堂のバックステージパス(関係者通行証)
貼る日が来るとは夢にも思っていなかった。 

一座は私のパンドラの箱を開ける鍵を持っていたのだ。
一座は私にとって20年目の訪問者だったに違いない。



季節が巡る時に次の季節の気配があるように、人生にもそれはある。

一生のうちに何度かあるであろう「それ」は、
唯一無二の気配であることを一座に出会えて知ることができた。
だからこそ、先に訪れるたくさんの季節を
一座とともに巡り、同じ景色を眺めていきたい。


あなたも、いっしょに旅をしてみませんか?
終わりのない旅になりそうだけど、
きっと観たことのない景色に出会えるはずですよ。



樋口一枝(ひぐち・かずえ)
  北海道歌旅座後援会 旭川事務局長
  美容室ULU 経営
(北海道旭川市 在住)

KazueHiguchi