4月といったら乾季の最も暑いシーズン。
滞在3日目ながら外では体がトロトロ。
タイの旧正月(ソンクラーン)が明けたばかりのバンコクにやってきました。
サワディーカップ!
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ソンクラーンといえば、通称:水掛け祭り として有名。
世界中から観光客も訪れ、タイ全土、繁華街では皆んな正月気分でハッピー、
しかし壮絶な水の掛け合いが繰り広げられるのだ。
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この期間はどんなにずぶ濡れにされても決して怒ってはいけない。
なんともクレイジーだがこれも仏教から来る行事、そしてこの猛暑を
しのぐ風物イベントになっているのがタイだ。
4~5日前までこんな状態だったバンコクも今は嵐の後の静さ。

さて今回のバンコク通信はタイの音楽について少々。
先日NHKで、日本人の若者2人がタイ東北地方(イサーン)へ旅をする番組を見た。
目的はイサーン地方の独特の曲のジャンルである「モーラム」のヴィンテージ
レコードの買付けだという。
タイと所縁のあるコアな日本人ではなく、日本に住む若者世代が「モーラム」
というイサーンどっぷりサウンドにハマっていて、しかも高値で取引している
というのに驚いた。
実はアリーも「モーラム」が好きだ。

バンコクで就職や出稼ぎにきている人たちはイサーン出身者が多く、
町のライブレストランやコンサート会場などで
イサーンサウンドが登場すると老若男女、途端に一体化して盛り上がる。
そんな感覚がたまらない。
BOSSと以前このような場に出くわした時に、
「これは民族音楽だな」と感想を漏らしていた。
コテコテの民謡もあるが、サムチャーという独特のリズムにのせた
イサーンサウンドが演歌、ポップス、ロック、ラップにも融合し、
タイの若者にも浸透している。
そのリズムはきっとイサーンで幼き頃から耳にしてきた魂や望郷の念に
訴えかけるのであろう。

タイで今でもYoutubeで大人気の動画がある。
昨年大ヒットしたテレビ番組「The Mask Singer」だ。
有名人気歌手がマスクを被って登場し歌を披露。
誰が歌っているのかを当てるというモノだが、
登場する歌手のオイスター、ドリアン、恐竜などキテレツなマスクが
タイっぽくて笑える。
なんと2年前に知り合いになったポンランサオーンのリーダー・イーッさん
も登場している。
(2016年6月THAI版歌旅座 タイトルでブログ掲載)

その中でもビュー数は2億3千万回を越える映像がこちら↓
最近知ったのだが、この動画、昨年のyoutubeランキング音楽番組部門で
世界一になったらしい。
この曲も、若い世代に人気のモーラム要素の入ったラップの曲をアレンジ
したもの。

そしてスゴいのは舞台演出。
歌番組というものが減少してきた日本、日常を忘れることができる
このような楽しいステージに触れる機会が減るのは寂しいですね。

形・文化は違うものの、歌旅座がお届けする「昭和のうたコンサート」
を見て聴いて頂いているお客様との一体感と近しいものも感じられる
タイのエンタメショー。
皆さんもタイに来たらぜひ体験してみてください。

それではまた。アリーでした。