四国なんて縁遠いところ
私にとっては同じ日本ながら どこか“日本昔ばなし”的な場所
いつかは行ってみたいとは思っていたが その“いつか”はもしかしたら巡り合わない、
そんな“いつか”だと思っていた。
歌旅座が四国に赴くようになり、回を重ね、各地での盛り上がりや人々のあたたかさを
漏れ聞くことが増えるとさすがに現実の地と認識するようになったが、それでもまだ
縁遠いところだった。

それが、二月のある日 「四国来るか?」と、野太いBOSSの一言。
え? え??  いいの?  いいの??
生まれて初めて空に飛び立つ仔雲雀のように、ぴちゅぴちゅ、うさぎの心は一気に
西へ西へと舞い上がっていった。
“待ってろ、四国!   ウヒヒヒヒ”
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5月4日 まだ肌寒い千歳を出発する三泊四日のこの旅は、同じく応援に駆けつける
後援会会長夫人であり、JUNCOかーさんでもある由美ちゃん(今回だけこう呼ばせてね)
との妙齢美女二人旅。

 強力雨女のうさぎが来る、ということでメンバー全員がその日からの雨模様を
覚悟していたようだが、予想を裏切り、最終日までは一滴も降らせなかったことを
最初にご報告しておこう。
私の威力が落ちたのか?
いえいえ、これはやはり由美ちゃんのお力です。
どんな曇りの日も、その背に太陽の存在を感じさせるような、
明るいお人柄の由美大明神のお陰。
ほれ、このとおり、羽田から徳島へ向かう機内からはこんなに美しく、
富士のお山が私達を見送ってくれました、とさ。
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(絶景フジヤマパラダイス)

今回私達が参戦したのは、徳島県阿南市と阿波市の二公演。
いつもなら搬入やリハを少しでも手伝い、本番も一部MCや朗読を仰せつかるのだが、
今回はステージが始まるまでは全くのフリータイム。
皆を見送った後は由美ちゃんと徳島ぶらり旅。
ただ、どちらも昼公演のためさほどゆとりはなく、しかも、愛と勇気と真心はあるけど、
足となる車のないこの旅は行ける範囲も限られる。
阿南公演のこの日は、飛び込んだ観光センターのとても親切な方々が、この条件に見合う
場所を苦心して探してくれて、電車で行ける日和佐という所の『薬王寺』と
『うみがめ博物館』をすすめてくれた。
動物園巡りを趣味としている由美ちゃんと張り切って「う~みがめ う~みがめ♪」と
目指したが、悲しいかなローカル線。
一時間に一本しかない電車でたどり着いた日和佐駅には2㌔先の博物館へ向かう
タクシーもバスもなく、戻り時間を考えればやむなく断念。
豆粒のような遠くに日和佐城と23番札所の薬王寺を眺めつつ“うどん屋”を探したが、
これまた見つからずあきらめて道の駅で三口で食べ終わるぼったくり(?)ラーメンを
お腹に入れて、とんぼ返りで阿南会場へ向かった。
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(コーランを手に日和佐に降り立ったイスラムの姫??)

阿南のステージは、前半に北海道の、それもオリジナルの曲を中心に取り入れたのだが、
初めて耳にする人々に涙を誘うほど染み入っていく様子が垣間見れて本当に嬉しかった。
(5/5阿南市公演リポート ブログ 参照)
公演終了後、縁ができ歌旅座を応援して下さっている小料理屋『魚まさ』にて
美味しいお酒とお肴を心ゆくまで堪能!
そう、アリタのブログに載っている珍客二名は由美ちゃんうさちゃんでした。
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(魚まさにて)

翌、阿波公演は宿泊先から少し距離のある所。
朝早く皆を見送り、私達も少しでも会場に近いところに何か観光できる場所はないかと
地図を睨んで見つけたのが阿波川島駅。
どうやら近くに『川島城』なるお城もあるし、吉野川も眺めることができそう。
のどかなローカル線を乗り継ぎ、ゆらりゆられてたどり着いた♪のは小さな無人駅。
幸いに徒歩10分ほどのところにお城はあり、さらにその向うに吉野川が広がっていた。
イベントがあるとき以外はめったに観光客など訪れそうにない小さなお城だけど白くて
とても美しい形をしていた。
・・・・と思ったら、後で調べたところ、元のお城の天守閣を模擬で造った
“城風”の模擬天守閣らしい。
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(川島城と姫様)

日本三大暴れ川のひとつ、といわれる吉野川だが、この日この場所の吉野川は穏やかで、
澄んだ美しい流れで私達を癒してくれた。
親切な土地の人に教えてもらい、昼食は念願のうどん!
名物だという店名の付いた『八幡うどん』は、薄味の牛肉、鳴門のわかめ、お揚げさんや
玉子が入った具沢山のおうどん。
それぞれの味がけんかせず、おだしにうまく染み出て美味なるものでした。
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(八幡うどんと姫様)

大満足し、途中また遠くに豆粒ほどの10番札所『切幡寺』を眺めつつ、阿波会場へ。
この日はツアー最終日。
大入りのお客様が、ナリコのバイオリンに聞き入り、サーモンズのパフォーマンスに笑い、
そしてJUNCOの歌声に酔いしれて、千秋楽にふさわしい会場一体となったステージを
作りあげてくれた。感謝! 
(5/6阿波市公演リポート ブログ 参照)
終演後は、この日一足先にフェリーで戻るダルが歌旅号でホテルまで送ってくれた。
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(トラック野郎とお荷物二名)

めったに乗る機会のないトラックでの小一時間の旅。
一座NO1ドライバーダルの運転は安心かつ心地よく、いつもより高い座席から
町並みも人も見回して、おしゃべりしながらの道中はあっという間。
途中 3番札所『金泉寺』・・・への入り口を示す看板は見た!

楽しい旅は終わるのも早い。
徳島だけ、それもほんの一部だけど、霊場も遠くからの三ヵ所だけだけれど
私にも四国は存在した。
書ききれなかったが、幾つもの『親切』が由美ちゃんうさちゃんのぶらり旅を
繋いでくれた。
いつかまた、今度はもう少しゆっくりと四国を感じてみたい。
この“いつか”は必ず巡りあえる“いつか”であろう。
最後はうさぎらしく大雨を降らせて四国を後にした。

長文となってしまった似非お遍路道中記。
おつきあい、ありがとうございました。
そして楽しい時間を共に作ってくれた由美ちゃんに謝々!