高校生の時、学校祭で尾崎豊の『シェリー』を歌った。
友だちの『みやこ』にピアノを弾いてもらって歌った。
白いTシャツにジーンズ履いて。
高校生のじゅんちゃんにとって、尾崎豊のメッセージは
痛く・儚く、そしてなぜか希望の匂いがしていて
何度聞いても泣けた。そのメッセージを どうしても
己の身体から投げてみたかった。

体育館に集まった友達や学年の違う生徒達。
幾人もの涙を拭う姿がステージから見えた時
私は『歌を歌って生きていこう』と決めた。
(後日談だけど、他校から『歌のうまいやつがいる』と嗅ぎ付け
偵察に来てたヤツもいたと。やるぢゃん。じゅんちゃん。)

あれから25年。
先日、懐かしい人から連絡があった。
その時ピアノを弾いてくれた『みやこ』からだった。
恵庭公演があると知って、見に来てくれると。
嬉しかったなぁ~…。
子供も大きくなって、最近またピアノのお仕事始めた様子。

白いTシャツとジーンズの思い出が、突然カラーになって
飛び込んできた。大切な私の分岐点。
あの時、尾崎豊を知らなかったら、
あの時、ピアノを弾いてくれる友がいなかったら、
あの時、涙を流してくれる人がいなかったら…
また違う人生を歩いていたんだろう。

25年ぶりに聞く私の歌は、みやこにどう響くだろうと
考えるだけで、なんか涙が出そうになる。
続けてきて良かったと思う瞬間です。
ひとつひとつの出会いや想いが、人を創りあげていくんだね。

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高校3年生のオイラとみやこ。
多分、優勝した。(ハズ)
久しぶりに写真見たら、兄貴と同じ顔でウケました。