未だ北海道の被災地では、日常を取り戻せず
避難所生活を送っている人が沢山いる。
いくらウチで大根ばっかり食べていようとも、自宅で過ごせている分、
本当に幸せだ。
一座の拠点となっている札幌は、停電・断水等が起きたとは言え、
耐えられない状況とまではいかなかった。
ウチのカーサンに至っては、地震が起き停電した直後、
無事であるという知らせと共に、『真っ暗で星が綺麗☆』という
まるでローマの休日のヘプバーンみたい(初めて外界を知った人みたい)
なメッセージを加えてきて、頬がゆるんだ。さすがっす。

家の中を照らす蝋燭や懐中電灯的なものは割とあった(しかも手回し式の)
のでさほど困らず。
ただやはり携帯電話の充電があの時既に30%程。
連絡したいけど、受信するだけでどんどんバッテリーがなくなっていく。
こういう時、『大丈夫か?』と『連絡しない』ことも
サポートになるのだなと知る。
こんな状況の中で、個人的にため息が出たのはトイレ。
こういう時に限って、寝る前に飲んだ『BOSSがタイから入手して
きてくれたサプリ』が非常にチカラを発揮にて、アレがモリモリ出て
しまうんだから。何度もね。題『愛しさと切なさと心細さと』みたいな。
普段、美味しい出汁しか受け止めてこなかった愛用の雪平鍋が
まさか、自分のウンちゃんを流す役目までやることになるだなんて。
(しかも暗いから流れたのか流れてないのかよく見えない)
でも、風呂に貯めておいた水のおかげで『流す』ことが出来た。
これすごい大事だと思う。

奇跡的にガスが通っていたので、料理には困らない。
使った食器、洗えないけど。(拭く)
どんな時もうまい味噌汁が飲めるのは幸せだ。
米も土鍋があるから大丈夫。そしてうまい。洗えないけど。
(これがオール電化の家だと大変。)カセットコンロがある家は
便利ね。

フェイスブックに一座の『都市型サバイバル』の様子が載って
ましたが、これも非常に大事。
みるみる溶けてゆく冷凍庫の中身を、みんなで寄り添って
おいしく元気に食べるっ!素晴らしい!
寄り添うことこそ最大の節約。

いやしかし、スーパーに並んで大量に買い込む人の姿や
ガソリンスタンドで意地でもガソリンを入れそうとする姿は
異様だった。
とりあえず数日なんとか踏ん張ろうとする力はなかったのか。
本当に家にはなにもなかったのか。
仲間同士で補いあったり出来なかったのか。
成人病まっしぐらの日本人の食。
こういう時こそ 粗食OK。腹5分目OK。

備えあれば…という言葉があるけれど、物の備えは日常から
いかようにも出来ることだけど、心の備えというのも
しっかり身につけておかないと、自分も人も大事に出来ないな
と実感。
いかに私達は、普段物に頼り、文明に頼り、満たされ、
便利な世界で生きているか。
利用はしても 頼ってしまったらダメだってことを
今一度胸に刻んでおこうと思います。

雪平鍋
(雪平鍋:「大」をした場合、コレで4杯位は必要。水マヂ大事。)

そしてやはり、
大坂なおみ選手、マヂでおめでとうっ!!すごいっ!
セリーナウィリアムスも好きだけどっ!
(大分昔、酔って帰宅した後にやってる深夜放送で、姉妹対決の試合
を見て『この人達、男だ…』と思ったことを思い出します)
試合見たさに、WOWWOW加入しそうになりました。