一座には夢があった。歌の旅以外の夢である。
『ぬか床を持つこと』。
ご飯のお供として、酒のアテとしてぬか漬けは
本当になんにでも合う。

以前から、BOSSのお母さまが漬けたぬか漬けが
ぶっ飛ぶくらい美味しくて、これは素晴らしいっ!
いつか一座のぬか床も是非作りたいっ!と
胸の奥に秘めていた夢があったのだ。
どうせ作るのなら、やっぱりお米屋さんで売ってる
生糠を買い、気合入れてやってみようと、他のメンバー
が出張などで不在中、チームフトッチョでコネコネと
作り始めた。

生糠1キロに水1リットル、塩は10~13%くらい。
後は昆布・鰹節・唐辛子等々、お好みのうまみ成分を
投入していく。
しばらくは床に菌を定着させる為に、『捨て野菜』を
しばらく漬ける。
毎日、床が落ち着くまでは、一日に2度程かきまぜて
なじませていく。
この時、混ぜる人の手に微妙についている微生物が
その床の味を決めていくらしい。
ダル・チエ・JUNCO・イソベ…主にこの4人の
『オリジナル微生物が入り乱れた床』である。

・・・これがマズかった。
ほとんどカッパ手ヤロウどもばかりぢゃないか。
乳酸菌の増えすぎた床は、何を漬けてもやたら酸っぱい。
酸味を解消する為に、酒や卵のカラ等をいれて対処して
みるが、なかなか頑固である。
もっと、深みのある味にしたいのにっ…くそぉ~…。
床の3分の1程を捨て、足しぬかをしてみたり、
昆布も入れ替え塩分の調節もしてみるが…むぅ~…。
もっと、年期入った『チーム中年』の手でやるべき
だったか…。

BOSSのお母さまのぬか漬けの味を知ってしまっただけに
この床のクオリティの不安定さが気になる。
生き物と一緒だ。日々変わる気温や湿度、野菜や菌や塩分や
色んなものに心を傾けていないと、どうにも
うまくいかない。

美味しいぬか床が出来たら、ツアーに持っていって
その土地土地の野菜を入れて、お弁当の時や、
晩酌の時にみんなで食べれるね~♪なんて言っていたのに
その夢は、もう少し先のようです。

いつか、トラックの扉から、ぬかの香りがプゥ~ン
と漂ってきたら、『あ、こいつら遂にぬか床持ってきたな。』
とあたたかく見守っていただけたらと思います。
コンサート会場に迷ったら、糠の香りをたよりに来る方も
出てきそうです。
もちろん、コテージなんかで焼く環境が整っていたら
魚漬けて、焼いちゃいますよ。たまらんねぇ~。
これまた、お酒がすすんでしまいそうだわ。

麻雀やって酒呑んでばっかりだと思ったら、糠まで
漬けてっ!ホント、何の団体なのっ!
今日も聞こえてくる誰かの声。

心が豊かじゃなきゃ、元気や感動は届けられません。

今日もどこかで歌旅中です◎

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(初代なのに、次郎にしてしまったことが悔やまれます。
後ろに居るクロも心配してます。)