ダルの入院が近づき、心配やら、なぜかちょっと可笑しいやらで、そわそわしています。

24歳頃だったか、私も一週間ほど入院したことがあります。

日本では成人の約9割が抗体を持っているという、風邪のようなウイルスが
原因だったのですが、通常は幼少期に感染し無症状、しかし思春期以降に罹った場合、
肝臓に症状が現れる、というもの。

毎日夕方になると40度近くの熱が出て、靴が履けないほど足がむくむ。
大きな病院で病気が特定されると、即入院という事態でした。

正式な病名はあるものの、俗に「キス病」と呼ぶらしく、入院翌日に病室に来た母が、
それを調べたホームページのコピーを微妙な顔で手渡してくれたのを思い出します。
(回し飲みなども感染経路のため、あくまで真相はわからず!です。)

入院してすぐは本当につらく、肝臓のための太い注射を打ち、ずっと横になっている
状態だったのですが、本来なら自然治癒するような病気のため回復も早く、
後半の数日は代わる代わる遊びに来てくれた友達と楽しく過ごしました。

当時は思いもしませんでしたが、今ふと頭をよぎるのは、この入院で肝臓が回復せず、
“お酒を飲めない体”になんてなっていたら、今頃全然違う人生を送っていただろうな、
ということ。

人生という言葉を使っても許されるだろうと思えるほどに、
お酒とのつき合いもそこそこ長くなりました。
正確には、お酒を取り巻く人達とのおつき合い、となるでしょうか。

そのつき合いにおいて、数々の失敗、心の傷、体の傷…
思い返せば痛い思いもたくさんしたけれど、きらきらと楽しい時間はその何倍もあった。

これからも、たまに情けない思いもしながら、つき合って行きたい。
そしてこの「情けない」というところに、お酒を好きな人達の愛らしさがあるのだ
と思っています。自分のことも棚に上げて…。

あの時、肝臓が元気になってくれて、本当によかった。
些細なことですが、そうでなければ出会えなかった多くのことを思うと、
あらためて幸せなことなのだと感じます。

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なんと日本酒も飲み放題。国稀、北秋田、浦霞、白川郷…。数杯後にはどれも同じ!