手術前日にブログを書いてから、もう一週間も経っていた事に今驚く。
あまりにも変化のない毎日、変わるのは天気ぐらいだ。
こんなに外を見てる時間があると1日に天気は意外に大きく何度も変わる事を知るが、雨でも雪でも何が降っても、外出できない自分には他人事のよう。
入院すら初めてだったのにもうずっといるみたいに慣れてしまっている。
振り返ってみると…

12月4日にわざわざ田舎から出てきた母親に付き添われ入院。
初日からイビキがうるさい前提で寝る時だけ一人部屋に移るよう言われる。
5日、気兼ねなく睡眠も取れて清々しい手術当日を迎える。
8:55 徒歩で手術室へ、広い殺風景な部屋の真ん中にポツンとベット。
しかも体がギリギリ乗る…いや、はみ出していた。
その周りを5、6人がせわしなく動いている。
モニターする機械や点滴がつけられ、血圧も測られるが最初から強く締めるもんで、ただでさえギリの腕の太さなのに、案の定、血圧計のベルトが弾ける。
みなさん結構な力加減で作業を進めてくる。

突然、点滴をしてる人が「あれ!?」って言い出す。
もう針刺さってますから、何かしらの液入ってますから。
「あれ!?」とか絶対聞こえるように言っちゃダメでしょ!と心の声。
そしてここに来てまでまた針をグリグリをされる。
本当に大丈夫かと心配になった所で急に意識が無くなった。

自分の感覚ではほんの一瞬、ゆっくり瞬きをしたくらいの時間感覚。
次の瞬間に突然やってきた喉の激痛、それで手術が終わったんだと理解できた。
実際には約2時間くらい経っていて、病室へ運ばれる時に麻酔から起こされたよう。
覚醒してから意識がハッキリするのが早かったようで病院の人達も驚く。
朦朧とした時間が短い分、痛みもはっきりと認識してしまったみたいだ。

イビキは止まらないのか、術後も寝る時だけ毎日別室に行かされる。
そして夜中に起きるとその部屋だけ扉を閉められている事に気づく。 
しかし少しづつ睡眠に変化が出てきているように思えてきた。
まだ喉の腫れもあり、痰が絡み溺れそうになるのが恐怖でベットを起こして寝ている。
そのせいもあるのか寝ても何回か目を覚ます。
ただ起きる度に朝だと思って目を覚ますくらいよく寝た時の感覚。
これは深く寝れている、呼吸が出来ているという事ではないだろうか…
と勝手に無呼吸は治った事にしてみる。

となれば健康への第1歩の手術は大成功である。
まだあと2回の手術はあるが、最終的にはイビキすら止まってしまうのでは。
そう考えると楽しみで痛みも和らいでいく気がする。

そしてやっと明日は退院。
絶品のタイ料理やお酒がまだ口に出来ないのが本当に残念で仕方がないが、
全員集まる宴は久々だから、明日はお料理の手伝いをしながら輪に加わろう。

IMG_5105