幼い頃、ひみつのアッコちゃんが大好きだった。
魔法のコンパクトで誰にでも変身できるアッコちゃんになりたい !
夜な夜なサンタクロースに「コンパクトが届きますように」とお願いした。
その願いは叶った。クリスマスの朝、枕元にあの魔法のコンパクトが置いて
あったのだ。
その時の写真が実家に残っている。パンパンで真っ赤な頬、モンチッチのような
ベリーショート、毛玉だらけのピンクのパジャマを着てこれから何に変身
できるのかと目を輝かせていた。
「テクマクマヤコン テクマクマヤコン アイドルになぁれ~!」
お風呂に入るとき以外はいつでも首からぶら下げ持ち歩いていた。
そしてよく何かに変身したつもりでいた気がする。
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歌旅座に入り、「テクマクマヤコン」を言わずして様々な姿に変身してきた。
それは歌旅座新参者の顔見世興行で道内を回った時から始まった。
与えられた衣装はセーラー服と紅衛兵の軍服、赤のミニドレス。
「下半身が大型新人」というキャッチコピーをもらい、「東京物語」
という新演目を引っ提げ全道各地を回った。
ステージに立ちたくて歌旅座に入ることを志願したものの、こんな衣装を
着ることになるなんて…。どうしても紅衛兵の舞を人前で踊らなければならないのか…。
恥ずかしい。親に見せられない…。
そんな考えが頭をよぎるが、入ってしまったものは仕方がない。
半分やけくそだが腹をくくった。紅衛兵姿で赤坂を歩いてやった。
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なんてことはなかった。むしろ姿を現すだけで笑われるなんて楽しかった。
それからというもの、私は一座の中で一番の衣装持ち。
着てみろというものは何でも着るし、その服に合わせて施すメイクも
また楽しい。
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次はどんな衣装が増えるのか。お楽しみ♪
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