一週間ほど前、「木下大サーカス」の音響・照明担当の男性に密着するという内容の
テレビ番組が放送されていました。

私が見始めた時、彼はちょうど照明を操っている場面だったのですが、
なぜか衣装を着ている。
ん?と気になり、翌日の準備をしつつ、チャンネルをそのままに。

衣装は開演前の物販、接客のためであったよう。
番組の取材の日は、サーカスが公演地を移動する引っ越しの日。
大阪から名古屋だったかな。
本番が終わると演者も含め全員で撤収、テントごと解体するのだから
その規模は大変なものだ。

この彼は約500本もあるケーブルが各々何に使われているかを全て把握していると話し、
機材その他膨大な荷物は、少しの隙間も無駄にせずびっしりとコンテナへ積み込む。

こうなるともう最後まで見ずにはいられない。

驚いたのは、お子さんがいるのだ、3人も!
奥様は同じ木下大サーカスの団員で、パフォーマーとして活躍し、
家族全員で公演地を転々としているとのこと。
体が資本の奥様のため、料理もする。しかも子供達の同級生が噂するイケメンパパ。

そして、ある日の公演前には、69歳だという社長がメガホンを持ち、
「今日も怪我のないよう、がんばりましょう」と集まった社員に呼びかける。
終演後は、社長もテントのパイプを運び撤収作業をするのです。

歌旅座がいつも感じている景色と同じ。清々しい気持ちになりました。
いいものを見させてもらったな。

木下大サーカス、観てみたいです。117年もの歴史があるのですね。
どんな歴史も初めの1日があり、1年があるのだなと当たり前のことを思いながら、
10年と63日目の歌旅座は、本日滋賀県愛荘町。
行ってきます!

PhotoGrid_1556407144901

今回のツアーへ向けて札幌を発ったのは、18:00すぎの飛行機。
刻々と移り変わる空の色を眺めて、贅沢な時間でした。