世間を一瞬奮い立たせたかつての演目『東京物語』。
夢を追いかけ東京へと発つ『ケン』と、北海道の片田舎
から想いを寄せ続ける『チエ』の青春物語だ。
ワタクシJUNCOも案内役として参加させてもらいました。
見てる人が恥ずかしくなるような小芝居と、場面場面
に入る曲達。
その中に、お気に入りの曲がある。
ブレッド&バターが歌っていた『あの頃のまま』。

youtubeで色んなヴァージョンを見てみる。
ザ・ピーナッツも驚きの素晴らしいハーモニー。
少し弱弱しいかな?とも思える声が逆に心の隙間に
スゥ~っと入ってくる。
作詞・作曲は『呉田軽穂』。ユーミンだ。
やっぱすごいやユーミン。
1970年代の夢の時代の終わり、『かわらない僕』と
『たあいない夢なんかとっくに切り捨てた君』と二人の
心の変化を描くことによって、変わっていく時代を
表現しています。
この男と女の違いは、今でも一緒かしら?
最後まで夢追い続ける男と、年々強く逞しく変貌していく女。

それでも、人は『こう』と決めたら、真っ直ぐに
生きていく生き物。

  For yourself
  For myself
  そらさないでおくれ その瞳を
  人は自分を生きてゆくのだから

  幸せの形にこだわらずに
  人は自分を生きてゆくのだから ~~

こういう曲が残り続けていれば、その時代の侘しさも
それでも前へ向かって生きていこうという気持ちも
次世代に伝わりそうな気がします。
ユーミンは、まるで時代のカメラマンだ。

呉田軽穂の由来となったハリウッド女優のグレタ・ガルボ。
彼女の名言にこんなものがある。
『結婚してようがしてまいが、あなたが幸せなら
それが幸せなのよ』。
『あの頃のまま』にチラッと顔を見せる幸せの形も、
ここからインスピレーションをもらったのかな?

JUNCOが歌ったこの曲も発売されたばかりの
『ザ・フォークソングス』に収録されています。
サイモン&ガーファンクルのイントロが、1970年代
へと導いてくれるハズです。
是非、楽しんでみてくださいね。

<今日の一枚>
『あの頃のまま』という言葉で思い出した天塩町にある
この店。

2015.8.21手塩5

"スナック 未完成”。いつ見ても震えます。
今日もきっと未完成のまま営業中でしょう。