数日前に梅雨入りしたと情報があってからというもの、どこへ行っても湿気との戦いです。
梅雨というのはこうもはっきりわかるものなんですね。
兵庫県丹波市公演を終えて向かった先は新温泉町。
宿泊先の湯村温泉へ着いたのは夜。
灯りでほんのり川面が照らされる様子は趣があり、
夕暮れに浴衣と下駄で歩きたいな、などと想像広がる温泉街でした。
朝食には高温の源泉“荒湯”で卵を茹で、熱々のゆでたまごをおいしくいただきました。
野菜なども茹でられるそう。
日々の暮らしの中にこんな習慣があるなんて、いいですね。

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兵庫県北部、温泉町と浜坂町が合併してできた新温泉町は日本海に面し、西側は鳥取県に接しています。
会場は温泉街からほど近い「夢ホール」やわらかな字の素敵な看板が迎えてくれました。

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小雨に濡れた木々は緑色をさらに深くし、公演前の慌ただしさもすっと落ち着きます。
初めての町。
山々に囲まれた会場に、少しずつ声が集まります。
途中から身を乗り出して聴いて下さっていたのは、おそらくこの夢ホール館長のお母さまでしょうか.
涙を拭いながら手拍子を続けてくれたおばあさま。楽しんでもらえたかな。

終演後のロビーも賑やかで、たくさん声をかけていただきました。
なんと北海道中標津町で歌旅座を応援してくれていた方も!
こちらに住まいを移したのでこれからは近畿方面で会いましょうと。
全国を旅する幸せのひとつです。

新温泉町、またぜひうかがえますように。
西川さんはじめ、夢ホールの皆様、ボランティアスタッフの皆様、ありがとうございました!

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