この旅が始まって以来の超ロングツアーから戻り、
メンバー各々どこが痛いだのなんかダルいだの
太っただのなんだのと独り言ばかり呟く始末。
一足早く札幌に戻っていたNARIKOの元気な声が
栄養ドリンクのように沁みてくる。

私達のように年がら年中旅をするサーカスや、
温泉宿なんかで今もやってる家族歌舞伎とか、
もはやどこが家か分からない暮らししている人も
いるけれど、少し違うとすれば、一か月間同じ場所
にステージを構えている訳じゃなく、毎日毎日
街も環境も人も食事も気温も変わっていく旅芸人は
なかなかいないんじゃないかと思います。

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(旅芸人、終演直後も居酒屋の予約に忙しい。の図)

先日、羽幌町のTさんから2009年の羽幌公演のDVDが
送られてきた。恐る恐るスタートさせてみる。
そこには、旅が始まったばかりの初々しい姿が。
まだステージマンとして形が定まってない感じ。
大先輩のCHEEPさんの懐で、もちゃもちゃと弟子達が
奮闘してる、という感じ。その時は精一杯やってた
んですけどね~。ダメ出ししたい部分が山程あります。
その中でも目をひいたのが、AREE。
リズムを取る姿もどこかおぼつかない。
今じゃどうです?ギターは肩を入れて弾き、時には
着流し着て提灯持ってセンターで渋く歌ったり。
あの時には持っていなかった『なにか』を、この旅
の中で掴んだということだ。
それは、メンバー全員に言えること。
もちろん、まだまだ出来ることはたくさんありますが。

留まっていたら分からなかったことを、旅は
教えてくれる。
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(こんな看板があることだって。@湯野上温泉付近)

経験が表現を表情を豊かにしてくれる。
間違いないっす。だからこそ、経験する時は真剣に。
とは言え、うさぎさんじゃないけれど気持ちとは裏腹に
身体は少しずつ歳を取ってきている。
無理をしがちなこの商売、うまく付き合っていかなと
見つめなおしているところ。サプリもドリンクも
限りがありますから。
旅中の田舎道は、気持ちも身体もクリアにしてくれる。
自然に助けられてるなと感じます。

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自然と共に、人と共に、生きていこう。