ふるさとへ帰る家族連れで混み合う津軽海峡フェリー。
函館港7:40発青森行きに乗り込む3人。
深夜2時に札幌を出たこともあって既にその面持ちは
疲れの色が。と思いきや、北斗市に住むご夫婦からの
『ハセストの焼鳥弁当』の差し入れのおかげで
なかなかゴキゲンな出発となった。
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外はどしゃぶりの雨。ずぶ濡れの子豚くんは、自身の
薄毛を気にしながらも、乗船するや否や焼鳥弁当特盛
を頬張り満足気である。

夏祭り巡礼の旅一つ目の町は、青森県板柳町。
JUNCO・NARIKO・ダルの3人旅である。
会場となった役所の駐車場には立派なステージが
組まれているが、お客さん用のイスもテーブルも
なにもない。…むぅ~不安だ…。
出店のおでんはまだ火が入ってないし、なにしろ
人がいない…。不安だ…。
出演直前、ステージ前側にブルーシートが敷かれた。
そこへワラワラと皆さんが集まりだす。
(祭りの演目がない時間は皆さん家に帰るらしい)
ザ・板柳システム。おしり痛くないですか?
一年前にコンサートを見てくれた方も沢山来てくれた。
その時乗ったタクシーの運ちゃんも来てくれた。
藤崎で見てくれた方もいた。
『夏の元気なごあいさつ』ライブ、受け取っていただけ
たかしら。
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板柳の空に、歌声とヴァイオリンの音を響かせて、
再会の約束をし夕方7:10青森発のフェリーにまた
乗り込む。 22:50函館港に戻る。カウンターの兄ちゃん
が「あれ?この人達さっき乗って行ったはずなのに」
という顔で見ている。私もそう思う。
朝4時頃札幌に戻った私達は、言うまでもなく「灰」
になって眠りました。これもまた夏の思い出。

二つ目の町は、北海道今金町。
今金男爵・軟白長ネギ・和牛に米と名産だらけのこの町。
一座も昔からお世話になっている友の町でもある。
『いいとこ祭り』には、ところ狭しと並ぶ露店もあり
町の名産がドドーンと当たるビンゴやじゃんけん大会等
お楽しみが盛りだくさん。お盆で帰省している家族も
多く、会場には笑顔が溢れていた。イイ祭りだ。
それぞれの大切な人を想いながら、このお盆のステージ
を楽しんでもらえてたらと思う。
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(自分達も楽しむの巻)

軽自動車に、楽器だけ積んで向かったふたつの町。
これもまた歌旅。帰る時には、夏の匂いをたっぷり
詰め込んだミニ歌旅号になっている。

会社に戻ると、チエが第一声に『ジュンコさん、ワタシ
マイナス200越えちゃいましたよ』悲しげに報告して
きた。(麻雀の話)
あ、帰ってきたんだなと思う瞬間である。

今回の旅、最高にインパクトのあった光景。
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コンビニのポットの上。一番大切なもの、忘れていった
誰かがいる。
慌てずにね。