全国共通コンサート入場券
3月30日までのご支援枚数:1002


むっつ~昔の自分に苦笑いもろい刃を抱えてた

誰もが予期していなかったこの事態。
3月前半の公演は担当している地域だったので、着信が鳴る鳴る。
「どうか中止の知らせじゃありませんように」と念を込めてから
電話を取るのですが…その願いもむなしく3月の公演は
全てキャンセルとなってしまいました。
すぐに考えたことは夜中の清掃バイト?コンビニ?出稼ぎ?
とりあえず己の食いっぷちさえどうにかなれば何とかなるもの。
決めていることは「歌の旅を続ける」こと。
腹を据えていれば落ち着いていられるものです。

しかし、どーんと構えていたつもりが、4月のツアーも次々と延期が
決まってしまいました。
この自粛ムードいつまで続くのか…。
どこにもぶつけようのないやるせなさを感じています。

しかし目をつぶれば、一座に入ってから6年過ごした旅三昧の日々が浮かびます。
日本地図を開けば、行きたい街の名と会いたい人の顔が次々に飛び出してきます。

特に思い入れのある地域が、道外で初めて種まきを任された関西です。
公演を重ねるうちに広がる輪。
この写真はとある会場での一コマ。
大阪府 多賀さん(前列左の女性)、兵庫県 村中さん(後列右の男性)
奈良県 西部さん(前列右の男性)とその仲間のみなさん。
応援してくれているファンの方々が知らぬ間に知り合いになり、
歌旅コミュニティができていました。

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和歌山県のかつらぎ町には、仕込みから撤収まで一緒にステージを作って
くれる仲間『ザ・み~かんず』こと和田さん(写真左)と南さん(写真右)が。
もう3年連続で開催してます。
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3月の公演が全て中止になったことをブログでアップしたその日にエールの
メッセージをくれた和歌山県有田市の岩田館長。
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知らなかった多くの街や人を友と感じられることは、
未来への希望に繋がります。
この旅を始めずに、今回の事態を迎えていたら大きく動揺していたかもしれません。
基本的に器のちっさい人間ですから。
マスクとトイレットペーパー買い占める側だったかもしれない。
咳をする人に「大丈夫?」と心配する前に嫌な顔をする人間だったかも
しれない。(なんてひどい奴 !?)
あぁ恐ろしや…まさに昔の自分に苦笑いや。

コロナウイルスの出現。予期しなかった最悪の事態ではありますが
一方でたくさんの人の思いの上で
成り立つこの「歌旅」を実感しています。
全国共通入場券が1000枚を越えました。
ここ数年なかなか歌を届けに行けていない地域の方からも応援をもらい、
離れていても一座を思ってくれるその心に涙が出ました。
このざわめきが鎮まれば、必ずその地を訪れようと密かに闘志を
燃やしております。


自分のためじゃなく誰かのために。
TAKEよりもGIVEすること。
限りある出会いの中で教わった大切なことです。

抱えていたもろい刃は、明るい未来を切り開くための剣になっているはず。
はやくこの窮屈な日々が過去のものになりますように。