全国共通コンサート入場券
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「いつつ~いつでもどこでも意地をはり それが強さと信じてた」

東北地区営業担当の私が紹介したいのは岩手県遠野市
ここは遠野物語やカッパ伝説でご存知の方も多いところ。
不肖私がみちくさファイブの一員としてステージに上がっていた頃、
トレードマークの色は緑、頭はオカッパ、苗字が川辺ということから
「川辺のカッパ」と呼ばれたこともありました。
カッパには親しみもあり、前から来たかったところの一つでした。
まちにはこんなところもあるんですよ。
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カッパ淵。*ここで河童をキュウリで捕獲すると懸賞金一千万円。

さてさて話はそれてしまいましたが、
公演営業で初めてコンタクトをするとき、全く受け入れて
もらえないことも多々あるのですが、ここ遠野市は違っていました。
電話で話を聞いてくれた担当者の方が後日面会してくれることに。
会館に着くやいなや「わざわざ、よく遠野まで来てくださって!」
と、ウェルカムモードで迎え入れてくださったのが奥寺悠子さん
とても明るい、元気印の女性。
ここまで受け入れてくれるのは、ひょっとしてオイラがカッパに似てたから⁉

遠野市にも昔はアイヌ民族がいて、名物は<ジンギスカン>という
北海道との共通点があることなど話しが盛り上がりついつい長居してしまった
出会いを覚えています。
その後近くの公演にも足を運んでくださり、そこで演奏した『重ね日』に
とても感動されていました。遠野でもJUNCOの『重ね日』がぜひ聴きたいと。

そして開催を決めてくださったのは初めての町では珍しく遠野2DAYS。
初日はオリジナル曲『ハルニレの詩』をまちの有志の方々と合唱する
というJUNCOのワークショップ。
2日目はコンサートで前日の合唱団と一緒に共演する場面ありの歌旅座色
の濃い企画をしてくれました。

公演が決定すると舞台技術の方と打ち合わせをしますが、
奥寺さんから紹介頂いたのが北湯口さん(通称:キタさん)
電話だけのやりとりでの印象は怖そうなおじさん。
口数少ない無愛想な感じかなと思ってました。
実際にお会いしてみても、見た目は強面な感じ。
(キタさん、ごめんなさい…)

しかし、そんなイメージは次の瞬間吹っ飛びました。
ワークショップの時にJUNCOの振り付けをこっそりながら真剣に
練習しているキタさんを舞台袖で目撃。
おまけに翌日のコンサート本番では一緒に口ずさみ、涙を流していたとかいないとか。
実は歌旅座のこと、JUNCOの歌を、とても真っ直ぐに受け止めてくださっていた
優しい人だったのです。お酒を一緒に飲むとこれまたすごく気さくな方。

こんなエピソードも。
舞台関係の研修会で来札されるとキタさんから連絡が。
我らのアジト『円山夜想(マルヤマノクターン)』に来てくださった時は、
「JUNCOに会うのが本当の目的だから」と言っていたらしいのですが
なんと、それが現実になってしまったのです。
その日の未明、北海道胆振東部地震が起こり翌日の研修会は中止に。
初の北海道は本当にお酒を呑んだだけで帰られたようでした。
キタさんにとってはホロ苦い思い出になったかもしれません。

名物だという遠野のジンギスカンは、2度目の公演後の打上げで食べさせて
もらいましたが実は生ラムジンギスカン。美味しかった~
ここ北海道にもまもなくジンギスカンの季節がやってきます。
いつでもどこでも意地(食意地)をはりますが、遠野も旨いがジンギスカンは
やっぱり北海道が最高!
決まり文句ながら、
「奥寺さん、キタさん。我ら屋上ジンギスカンへもいつか必ず!!」
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左:奥寺さん 右:北湯口さん