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本日の " 時には昔の話をシリーズ ” はチエがお届けしますよ ♪
知ってる人は知っている、知らない人は全く知らないあの幻の名珍作
のお話です。
はじまり はじまりぃ~。


2015年、歌旅座には二人の新参者がいた。
ギター一本を抱えミュージシャンになるという夢を追いかけていた ケン。
三十路を迎え、自分の人生に方向転換をかけた チエ。
「全国の市町村に手渡しで音楽を届ける」というとてつもなく大きな
山の頂点を目指した。
そして、一つの新演目が生まれる。
「クライマーズSHOW 東京物語」
一座の中で生きていくことに悪戦苦闘を繰り返す二人の姿と
1970年代の大都会と地方の狭間で多くの若者がもがき、時に
傷ついていく様を重ね合わせた青春音楽劇だ。
登場人物は上京して夢を追いかけるケン、そんなケンちゃんに想いを寄せる
チエ、それをじっと見守る案内人のJUNCO。
昭和の名曲の合間に小芝居(芝居といえるほどの代物ではない)や
手紙の朗読も加わった、笑いあり、涙ありの一作である。
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この演目が出来上がり、はじめて台本を読んだとき、私は母のことを
思い浮かべていました。
美深の山奥で暮らし、中学卒業後に集団就職で愛知県の某自動車会社の
部品工場で働くこととなった母。
15歳という若さで親元を離れ、知らない街で働き、暮らしていくことを
想像すると、胸がキュっと痛みました。
小さなボストンバックにありったけの荷物を詰めて、一人夜行列車に
乗る少女の姿を想像すると泣けてきます。
給料日には好きな歌手のレコードを買ったり、洋服を買ったりと楽しい
一面の話も聞きましたが、故郷にいる家族を想うとやはり寂しかったそうです。
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(母から譲ってもらったボストンバック)

劇中で、チエは田舎に残って都会へ旅立つケンちゃんを想い続けるという
設定になっています。
ステージ横で自分の出番を待っている時には、都会で頑張るケンと、母の
青春時代が重なり「頑張れ。頑張れ。」とエールを送っていると
彼への手紙を朗読する場面では、自然と涙がこぼれ落ちました。
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一緒に山を登って頂上を目指していたはずのケンは、1年足らずであっさり
座を抜けて東京へ行ってしまいます。
せっかく作ったこのCDも、ケンの退団によりやむなく販売中止。
しかし、この渾身の一作を埋もれさせてはもったいないと
販売を再開することにしました。

ほんのり甘く、とてつもなくすっぱい…すっかいかもしれませんが
心がほっこりする一作です。
当時のステージ写真もちらほら出てきます。
この機会に是非聴いてみてくださいね。

<ご注文方法>
時には昔の話を 特設ショップ
②TEL:011-632-6680 または 070-5463-6776
③メール:info@dmj.fm
④FAX:011-623-6664
お待ちしております◎

ケン!ちゃんと夢追ってるのか !?
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