本日までの全国共通コンサート入場券
ご支援枚数:1510枚
この息詰まる毎日の中で、皆様からの応援の数々が
心の支えになっている今日この頃。
数字だけではない想いをしみじみと受け止めています。
本当にありがとうございます。
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少し前まで民家だったアジトの隣。今、パーキングに
なっていますが、元々お庭だった場所から、スイセンと
思われる葉がアスファルトを押し上げニョキニョキと。
自然界の強さに心奪われます。
人間も自然が創り出したものならば、きっとそういう
強さを持っているんだろうな。頑張ろうっ。

さぁ、『時には昔の話を』シリーズ第7話は、JUNCO
がお届けいたします。

2009年10月に発売された『オロロン守り唄』
天売島に生息するウミガラスの愛と命のうたです。
作詞をした北埜うさぎが一度ブログで思いを寄せて
おりますのでそちらもご覧ください。
2018.4.28 うさぎブログ
今日はまた違う切り口からお話を。

この歌詞を受け取った時、私はひとつ悩んだことが
あります。オロロン鳥の親子の気持ちを歌うにあたり、
子供がいない私は果たして親の愛を歌うことが出来る
んだろうか。
何度も歌いながら、『なにかが違う…足りない…』と
もどかしさだけが募る日々。愛はもっと深いはずだ…。
でもそれは間違っていた。
知らない感情を探すよりも、『子』として親から
受け取ってきた愛情を歌えれば良いんじゃないか。
どんな時も、一人前に『鳴ける』日まで守り続けて
きてくれた父さんと母さんを想えば良いんじゃないか。
発売した時の歌は、『オロロン卵』側からの気持ちで
歌っていたことを憶えています。
オロロン守り唄 ジャケット


時は流れ…。
歌旅座にチエが入ってきた。ブログでも幾度となく
書かれているように、入ったばかりの彼女は毎日毎日
とにかく泣いてばかり。初めてのツアーに出た時も
同じ失敗を繰り返し、これまた泣いてばかり。
その時、私はなぜかオロロン鳥を思い出した。
『卵も必死に生きている』
その後から私は、『ほら、いつかはおまえの声で
ほら、こうして歌える日まで』とチエにエールを送る
歌として歌っていたように思う。

おかげさまで、チエは最近あまり泣かなくなった。
自分の海へ、空へ畑へと飛び回っている最中だろう。
今度は、兄貴のところに産まれためんこい甥っ子を
想って歌うことになりそうです。
元気に走り回る彼がいつか、人生の大海原に出ていく
日まで、『ソレソレ、鳴け~♪』とオロロンおばちゃん
は歌っていようと思います。

歌を歌う時、その物語の主人公にしたい人がいるのは
とても幸せなことだと思う。
そのためには、いつも誰かの為に、思いやりを持って
生きることこそ全てなのだと先輩たちが教えてくれた。
この先、子供は作らないと思うけれど、愛のカタチは
いたるところに存在するから、その素晴らしさを
歌で届けていけたらと思う。

余談:オロロンラインに存在する海鳥センターでは
   オロロン鳥の鳴き声を聞くことが出来るのですが
   なかなかの『おぢさんな声』で笑ってしまいます。

オロロン守り唄は、数々のCDに収録されていますが
オロロン鳥のかわいいイラストが描かれているのは
最初に発売したシングルCDのみ。
額に入れて飾るも良し、是非この機会に一枚どうぞ!

<ご注文方法>
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