どうなるかわからぬコロナ禍。ボケーっとばかりもしていられず
"でめんさん"(農家のお手伝いさんをこう呼んでいる)をやることにしました。
ところは当別町。3世代で田んぼを耕す素敵な稲作農家に出会いました。
家族構成は大旦那と大女将、その息子夫婦。
その子供達が5人 !
今どき珍しい大家族です。
みんなナチュラルな人たちで、コロナの憂鬱な気持ちも
紛れました。
すごいなぁと感心したのは、上は大学生、下は幼稚園の
子供たちが入れ代わり立ち代わり畑を手伝いに来ること。
いちいち何やるかにやるなんてことを言われなくても勝手に手が動いている。
ちゃんと習慣に刻まれているんですね。
ちゃんと習慣に刻まれているんですね。
末っ子のちっさい体を一生懸命動かして、兄ちゃん姉ちゃん
について仕事をしている姿は微笑ましかったなぁ。
私も農家の娘ではありますが、子供達のあまりの働きの良さに
しばし反省してしまいました。
下の写真は田植えの様子。
父ちゃんの両脇に娘二人が乗っかって、キャッキャ、キャッキャ言いながら
仲良く仕事をしています。父ちゃん嬉しいね。
その様子を見た大旦那が「親冥利につきるな!!」と一言。
ホントにその通り。でも、息子さんが家業を継いで、その子供たちも
しっかり仕事してるんだから、これまた「爺ちゃん冥利につきる!」ってもんです。
毎年来ているという”でめんさん”仲間は手慣れた様子でちゃっちゃか稲を植える。
(機械で植えきれなかった場所は手で植えるらしい)
朝の10時と15時は毎回休憩時間があります。実家もそうだった。
この時間設定は全国共通なんですかね?
この休憩時間がまた楽しい。子供達がいると、あんなことがあった
こんなことがあった、お小遣いアップの交渉などなど話題は尽きません。
私の父があるときボソッと言ったことがありました。
「自分の子供と一緒に暮らして、農家やることが当たり前と思っていたなぁ」と。
きっと父もこんなひと時を夢見ていたんだろうな。
さておき、何かがつくられていくという課程を見守り続けていけることは
元気の源になりました。
ハウスを建て、土を作り、作業に必要な段取りを整えておく。
そうしてやっと種を植え、目が生えて、大地に根付かせることができる。
収穫されたモノたちが「美味しい ! 」と人々の食卓で称賛されることを
願います。そして、その美味しさが受け継がれていく事を更に願っちゃいますね。
そうしてやっと種を植え、目が生えて、大地に根付かせることができる。
収穫されたモノたちが「美味しい ! 」と人々の食卓で称賛されることを
願います。そして、その美味しさが受け継がれていく事を更に願っちゃいますね。
歌旅座もこれにまた同じ。
良いものを作り、継承していきたいと思います。