ここ数年、JUNCOの歌と一緒に弾くためのバイオリンアレンジを考える、という作業が、
私にとって少し身近になりました。
常にステージでやっている曲となれば数曲ですが、バイオリンのこの音とこの音は、
歌と重なった時どちらがより自然に沁みるかなぁ~などと頭を抱える時間は、
無駄ではなかったと思っています。

しかし。現在新しいCDを作るべく様々取り組んでいるのですが、
これが全然生かされていないのでは?と思える程、手強い。

今、本当にたくさんの音楽が、ある意味ではすぐに何でも聴けます。
ちょっと乱暴なまとめ方ですが、クラシックだけを見ても、
例えばバッハやモーツァルトの時代の音楽から、多くの芸術家の試みを経て、
調性・Keyをなくしてみたり、はたまた「4分33秒」沈黙する曲が誕生したりという
近現代の音楽まで、全て知ることができる。
そうすると何もかも飽和状態のような気持ちになることがあります。

溢れている情報に対して、自分に蓄積されているものの少なさを感じつつ、
歌曲を弦楽四重奏にアレンジする、オーケストラ曲をバイオリンソロにアレンジする…
いいアレンジとは何だろう?
新たに音を作って行く意味とは何だろうな、と考える。
五線譜を広げてみても「今日はな~んにも進まなかった!(ビールでも飲もう)」
ということもしばしば。

それでも形にしてみたいなと楽しみな気持ちも持てるのは、今歌旅座で同時進行している
色々な企画の中で、先輩達の音に出会わせてもらったことが大きい。
初めの何音かを聴いただけで曲全体の世界観が伝わってくる音楽。
何を求めてその音を作り上げるか、
求めたものはそのまま人生にも通じるのかもしれないな、などと思い巡らせながら、
今日も家での一日が始まります。


自粛期間中、それまでより行くようになったのがスーパーです。
料理に凝っているというのでは全くないのですが、生活していると、食べるものって
意外とすぐになくなるんだなぁという発見でした。

これから暑くなりますね。会社にクーラーが設置されるという朗報、
自宅の暑さに耐えられない時には避難させてもらおうかな…♪
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いつかのツアー中、ホテルの一室でお寿司の図。三密が基本の歌旅座です。
なんだか懐かしい。
まだしばらく先になりそうなコンサート再開。
みなさまとお会いする頃には、季節がまたひとつ巡っているのでしょうか。
どうぞお元気でお過ごしくださいね。