第二次世界大戦が終戦して間もなく、ある曲が
誕生した。菊池章子さんが歌う『星の流れに』
従軍看護師だった女性が東京に戻ると、そこは
焼野原。全てを失った彼女は夜の女として働き
始める。そうすることでしか生きる術がないと
いう『やりきれなさ』を歌ったものだ。
戦争の犠牲となった女の悲しみが詰まった一曲。

あえて歌詞は載せませんが、三番の内容は
当時同じ思いで生きていた夜の女性たちの心を
涙で濡らしていたことだろう。
昔『パンパン』という言葉があった。
幼い子供から見れば、赤いルージュに派手な
ワンピース、タバコふかして口笛吹き、色目を
使って路上に立つ彼女たちをきっと蔑んだ目で
見ていたに違いない。『生きるため』とは言え。
それでも彼女たちは、荒んだ心と侘しさの中で
生き、赤い唇をクッと噛みながら夜風に吹かれ
瓦礫の中を歩いた。

『こんな女に誰がした』
この一言に、行き場のない思いが集結している。
誰かやなにかに気持ちをぶつけられるうちは
まだ幸せってことでしょうか。
公演でたまに歌うこの曲。
今回のこのコロ期間を『糧』とするならば
『やりきれなさ部門』で言えばなかなかの表現力
が身についたのではと思います。
私は、ちあきなおみさんが歌うものが好きです。
景色を思い浮かべさせる歌い手さんはやっぱり
すごいですね。
もし演じるならば、緑魔子さんがいいな。
酒と涙でぼやける街並に
口笛が鳴り響く。
明日は七夕(道南以外の北海道は8月7日)。
彼女たちは星の彼方で
大切な人と巡り会っているでしょうか。
誕生した。菊池章子さんが歌う『星の流れに』
従軍看護師だった女性が東京に戻ると、そこは
焼野原。全てを失った彼女は夜の女として働き
始める。そうすることでしか生きる術がないと
いう『やりきれなさ』を歌ったものだ。
戦争の犠牲となった女の悲しみが詰まった一曲。

あえて歌詞は載せませんが、三番の内容は
当時同じ思いで生きていた夜の女性たちの心を
涙で濡らしていたことだろう。
昔『パンパン』という言葉があった。
幼い子供から見れば、赤いルージュに派手な
ワンピース、タバコふかして口笛吹き、色目を
使って路上に立つ彼女たちをきっと蔑んだ目で
見ていたに違いない。『生きるため』とは言え。
それでも彼女たちは、荒んだ心と侘しさの中で
生き、赤い唇をクッと噛みながら夜風に吹かれ
瓦礫の中を歩いた。

『こんな女に誰がした』
この一言に、行き場のない思いが集結している。
誰かやなにかに気持ちをぶつけられるうちは
まだ幸せってことでしょうか。
公演でたまに歌うこの曲。
今回のこのコロ期間を『糧』とするならば
『やりきれなさ部門』で言えばなかなかの表現力
が身についたのではと思います。
私は、ちあきなおみさんが歌うものが好きです。
景色を思い浮かべさせる歌い手さんはやっぱり
すごいですね。
もし演じるならば、緑魔子さんがいいな。
酒と涙でぼやける街並に
口笛が鳴り響く。
明日は七夕(道南以外の北海道は8月7日)。
彼女たちは星の彼方で
大切な人と巡り会っているでしょうか。