故郷には映画館がない。
だから私の映画文化は金曜ロードショーによって培われてきた。
「ロッキー」「プロジェクトA」「ベスト・キッド」「グーニーズ」
「ゴースト」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「ネバーエンディングストーリー」
やだやだ、挙げればキリがない。
数々の名作をブラウン管テレビの画面にかぶりつきで観ていた。
テレビで放映される映画はいつも吹替版。
「E.T」の名シーン。彼(?)が初めて言葉を話した言葉は
「E.T phone home」ではなく「E.Tうちにデンワ~」だった。
ある歳まで、画面の中の登場人物はホントに日本語で話していると思って
いたのだから、知らないという事は恐ろしい。

さておき、一座に入りBOSSや太郎さんの映画談義によりテレビだけでなく
DVDを借りたり、映画館やネットでもよく観るようになった。
最近教えてもらったのは「陽の当たる教室」


時は1965年、アメリカ。作曲家を目指す主人公”ホーランド先生”は生活のために
音楽教師の道を選んだ。
彼はやる気のない生徒を相手に、大事な作曲の時間を削って仕事に徹した。
はじめは嫌々だったものの、次第に生徒たちへ音楽の素晴らしさを教えて
いくことを決心していく。
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30年間の教師生活が描かれた作品。
年代ごとに迎える人生の転機がリアルだった。
結婚、予期していなかった妻の妊娠、生まれた子供は聴力に障害があり
自分の好きな音楽を伝えることができない悲しさ、向き合うことができない
父の姿、生徒の死、才能に恵まれた女生徒との間に芽生える禁断の愛、夫婦の絆
…etc 。
その都度、何を思い、何を選ぶのかで全てに違う可能性が生まれる。
教師の道を選ばなかったら、子供ができなかったら、この映画のクライマックスは
生まれなかったかもしれない。
”映画ならではのアリアリ感動シーン”と斜め目線で観ていてもやっぱり泣けたのは
「貫く」格好良さがあったんだと思う。
なんて知ったようなことを語る若造をお許しください。
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ドラマの中には時代も映し出されていた。
当時のファッションや、車、家具などの生活様式。
ベトナム戦争、ジョンレノンの死 など。
そんなに深くは掘り下げられてはいなかったが、この時代をつまみに
BOSSと太郎さんは3時間酒を飲みながら語ることができる。
これ、やってみたいなぁ~と思うことの一つ。
でもこれから知らなきゃならないことが多すぎて、語るにはちと
情報が少なすぎる…。
日々勉強や。

それでも、なにか刺激がないと考えもしなかったことに出会えるのだから。
映画って本当にいいものですね。