仕事を終え、夜のJRで旭川へ向かう。ホテルに着くと、すっきりキレイになった
チエちゃんはすでに夢の中に足を踏み入れつつあった。
今回の小旅行、普段のツアーと同様、ジュンコ作成の行程表が各自に手渡されました。
宣伝、営業、そしてある日は「温泉三昧」との記載。

向かうは「養老牛温泉だいいち」。
https://m.facebook.com/yoroushi/?locale2=ja_JP
179市町村公演、全て回り終えたら皆で泊まろう!とたびたび話題に上る温泉宿。
BOSSやアリタさん、イソベさんのかつての楽しい思い出話をよく聞いている。
露天風呂の目の前に川が流れているそうな。

着く頃にはちょうどお腹のすいていた私達。お昼ごはん…と探すも、辺りに何もない。
空腹を我慢することも考えたけれども、せっかくのお風呂に集中できない…
やはり往復30分かけてもコンビニへ行こうと決断したのは、英断でありました。
コンビニ近くにラーメン屋さんを発見!
先程まで、草を食む牛を見て「ステーキにしてやるぞっ」と叫ぶほど殺伐とした車内が
嘘のように、和やかに目的地へ。

いくつかあるお風呂から下を覗くと「あれだあれだ♪」、川のそばの露天風呂。
混浴だけれども、そこへ行かなければ意味がない。
この日は霧雨が降っていて、しっとり濡れた緑が匂い立つ。
川のせせらぎを聞きながら浸かる。お湯と緑と水音に体を預ける贅沢。はぁ。

179市町村の半分を回った頃、深夜の露天風呂で、この旅の終わりに思いを馳せた記憶が
よみがえる。
始まったものには終わりがあることへの、漠然とした寂しさを感じていた。
でもあれからしばらく生きてみたら、また次の始まりが重なり、道は続いている。
179市町村は赤平を残すのみとなり、友の町は倍以上になった。有難い。

日帰り入浴のため、後ろ髪を引かれながら上がる。
あぁ…ラーメン食べておいて本当によかった。お湯と、その時間に集中できた。
ツアー中、何を食べるかを皆で真剣に考えるのは、やっぱり正しいことなんだ。

宿泊先の久しぶりマルエー旅館もまた、とろとろつるつるの温泉。
温泉三昧、この後のお酒の美味しかったこと。
2020-07-27-19-10-34-165

神の子池にも行きました。本当に透明な青。https://www.kiyosatokankou.com/kaminokoike.html
ひんやりする木々の中は、焼尻で連れて行ってもらったオンコの森に似ていた。
緑の道を走るのは本当に久しぶり、いかに旅に出ていないかということを実感させられる。
早く各地のみなさんのところへツアーに出たい。

そしてこの小旅行もいつの日か、「歌旅」の思い出とはまた別に、お湯に浸かりながら
思い出す時が来るのかもしれない。