とても素敵な出会いがありました。
Areeが、歌旅座の曲をタイ語に翻訳してもらう際に
依頼していた女性。
アムソン・ナッティダー(通称・ナナ)さん。
愛知大学のタイ語講師をしています。
今までメールでのやり取りが主だったのですが、
今回、日本のある曲をタイ語で歌い、そしてタイの
人たちに発信しよう!という企画がありまして
ナナさんに発声指導をお願いしたのであります。

初めて会ったその人は、ワンピースに華奢な身体を
おさめ、ロングヘアーにマスク姿。このままどこか
の海辺で撮影したくなるような佇まい。
そして何より、レッスンの為に名古屋から札幌へ
来ることを快諾してくれたことが嬉しい。
めちゃくちゃイイ人。
話もそこそこに、早速スタジオへ。

ところで、日本語は母音が『あいうえお』の5つ
なのですが、タイ語は9つ。「イ」の形で「エ」と
言ったり、「ア」の形で「エ」と言ったりもする。
ほんの少しの違いで意味が全く異なるものになって
しまう。ひょえ~~。
北国に住む私たちが普段どれだけ口を動かさずに
会話しているかが良く分かります。
あたたかい国の人たちの顎(顔)が小さいのは
こういった言語によるものもあるかもしれませんね。

そんな超難しいタイ語で歌ってみよう、しかも
「うまいタイ語で」っていうんですから
盛り上がるなんてもんじゃありません。
顔面ストレッチを入念にしてからいざスタート。
(どうか顔がツリませんように…)
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ナナ先生の指導が入る。とても丁寧で分かりやすい。
だのにだのにっ!いざ音にすると、それは違う と
なる。んじゃ、これかしら?こうか?と色々やって
みるが、先生の顔が『ん~…おしいです…』と曇る。
フンガーっ!なにが惜しいのかすら理解出来ない
事実も苦しい!申し訳なさが募る。
しかし、限られた時間の中で少しでもネイティブな
タイ語に近づけるように、妥協もせず一緒に取り
組んでいただきました。ひゃ~ありがたい本当に。

脳みその違う部分を使った歌。
初めての感覚。知らない言語を知るということは
まだ見ぬ自分にも会えるような気がして燃えます。
果たしてタイの皆さんにどう伝わるのか…。
タイ語でお仕事出来るAreeは本当にスゴイ人だ~。

さぁ!1泊二日しかない札幌滞在。
日本で一番だと思っているお通しが出る我らの
行きつけのお店で乾杯。
日本に4年しかいないなんて全く感じさせない
抜群の語彙力に終始ほれぼれしながら過ごす。
ナナ先生は、私たちの尋常じゃない酒量に微笑。
元々、歌うことが大好きだった先生。
なにか今後、楽しいこと一緒にやりたいですね
と気持ちを寄せ合い、とっても意味深い日に
なりました。
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(翌朝はチエのガイドで大倉山へ)

次会えるのは、愛知公演の時かしら。
会いたい人が増えていくのは本当に嬉しい。
ナナ先生、JUNCO頑張ります!