『時の坂道』という曲がある。
『1分あれば何が出来る』
『1時間あれば』『一年あれば』
『10年経ったその時に』と続く。
ちょうど1年前、円山夜想のカウンターに
いた髭の濃い大男『大木啓吾』
なんの縁あってか、気づけば同じステージに立っている今日。
『365日』を共に過ごしてきた。
『もっと良くなれる』と指南するこちら側もいるが『変わりたい』と願ったヤツ自身の心が最も大事だったのではと思う。
自分に限りをつけず未だ見ぬ世界を旅していく。新しい自分を発見していく。
そのことに怯えなかったという点では
ひとつマルをあげたいような。
(そういう私もかつては…)
『3月6日は僕が皆さんと出会った日なので空けておいてくださいよーっ』
と女の子みたいに記念日を大切にする男。
bossに会って初めて覚えたスコッチを
呑んでるが、いまいち似合っていない。
このコロナ禍、ヤツのおばあちゃんが亡くなった。
亡くなる前に、スッキリと切ったヤツの髪を見て大層喜んだそうだ。
チャラチャラした髪も服ももう必要ない。
白シャツにジーンズでも浮かび上がってくる
ような『人間力』を。
私達も、そしてなにより皆さんが見たいところでしょう。
あぁ~やれやれ 来年の3月6日も
またなんかやるんだな…
困ったもんです。

徳島港にて