会場となった恵庭夢創館は、2009年この旅が始まって
2か所目に公演を開催した想い出深い場所。
当時の夢創館のステージはビール箱を積み重ねての
手作り感満載の公演だった。
『北海道の全ての市町村に歌を届けに行くぞ!』と
夢を掲げて歩きだしたばかりの私たち。
地元の書道家・丹治禎琴さんが書いてくれた
『悲しいことは数あれど 人生捨てたものじゃない』という
ツアータイトルの幕が印象的だった。
あれから13年。
この日会場に来てくれた皆さんは、その当時から応援して
くれている方がほとんど。
会場内に広がるあたたかな空気感、波のような拍手…。
あまりにもありがたくて、公演中いつもより多く話しすぎてしまった。
13年の『時の流れ』を噛みしめながら『音楽』が繋いでくれる絆に感謝。
心に沁みわたる1日でした。
会場で涙ながらに語りかけてくれる皆さんの思い忘れません。
私たちが音楽を届け続ける意味を教えてくれるこの出会いと瞬間を
これから先もずっと宝物にして生きていきます。
公演後、薄暮に染まった美しい空を眺めながら頂いた絶品もつ煮がまた
心を満たす(また飲み過ぎてしまう)
今一度あの頃に戻って「絆」を深めにいこう。
この絆の会コンサートは各地で開催中です(写真は栗沢にて)
〈10年経ったその時に 思い描いていた未来は
ゆるやかに形を変えて 優しく微笑んでいて欲しい〉 『時の坂道』より


栗沢 写真