歌詞の中に印象的な街の名前が登場する
『ご当地ソング』日本だけではなく、外国の地名が入っているものもたくさん存在します。
『飛んでイスタンブール』『カスバの女』…
今日紹介するのは、1987年に発売された
『津軽恋女』新沼謙治さんのヒット曲です。
津軽出身の太宰治の小説『津軽』からヒントを得たという歌詞がとても耳に残ります。
小説では、第二次世界大戦末期に太宰治が故郷を今一度旅をしてまわり、人のあたたかさに触れるという紀行文的内容になっています。
『七つの雪が降る』という津軽の「寒さ」と
対比して、故郷の「あたたかさ」を伝える面で、新沼さんの人柄がぴったりとハマっているように感じます。
(訛のある喋り方も好きです)
ギターとドラムが特技なだけあって、めちゃくちゃリズム感もノリもイイ!
元左官屋をしていたこともある新沼さん。
『芸能界で壁塗らせたら俺が一番だ』とも言っていたそうです。
手ぬぐい巻いて舞台照明の吊り込みをする私たちからしても、なんだか親しみが沸きます。