日高太郎です。
今回も故郷、北海道日高町のこと。
日高を訪れた際は亡くなった叔母の一軒家に滞在します。いわば仮住まい。
叔母はカメラとスケッチブックを携えて世界各国を旅して帰国すると地元で展覧会を開催したり、在宅時には望遠鏡や双眼鏡を担いでバードウォッチングを楽しんだり本格的なケーキやタルトを焼いたり。
多趣味な叔母でありましたが、なかでも注力していたのがガーデニング。昨年を通じて庭先の様子を観察していましたが圧巻です。梅・桜・ツツジだけではなく薔薇や百合にチューリップ、桃に山葡萄に栗など、季節の移ろいとともに咲く花や実もゆっくりと、そしていつの間にか変化。ご近所も毎年注目の、ちょっとした植物園なのでした。すごい叔母。
しかし、細かく雑草を排除しなければならないそうなんですが、そこは都会暮らしが長かった日高太郎のこと、大自然を相手に手も足も出ませんでした。
とはいえ、「男やもめに蛆がわき、女やもめに花が咲く」ということわざがありますが、
見事に手をかけずに「男やもめでも花は咲く」世界を目撃できたのです。すごい、自然。
2月に入って、少しずつ日が高くなってきました。今年は四季を通じてみなさんにも花鳥風月・百花繚乱の最前線「日高庭先レポート」をお届けできるよう、そこそこがんばってみます。あまり手をかけない方針で。


叔母のスケッチ画
叔母のスケッチ画。各国の市井の人々や庭先の花も描いていた。



朝日のあたる家(仮住まい)
朝日のあたる我が家(仮住まい)。夕日もあたる。



茶色い庭
茶色い庭。かなり広い。季節でどう変わるのか、乞うご期待。