北海道歌旅座コンサートスケジュール

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カテゴリ : ダル

GO WEST!ツアーも終わりが見えてきて、終盤戦へと向かって行きます。
只今本番前の休憩中、おもむろにパソコンを開き皆が仕事をし始めたので、
自分も仕事をしているフリをしてこれを書き始めた、ダルです。

今日訪れたのは岡山県倉敷市 環境交流スクエア『水島愛あいサロン』。
2014年以来2度目の公演です。
自分はかなり思い出深い公演地のひとつなんです。
まだステージに立ち、踊っていた頃…あぁ思い出すだけでも恥ずかしい。
何があったかは過去の記事で。
 
今日も一座みんなでえっさほいさと仕込みをしています。
コンサートに来られるお客様は会場準備を知る事はあまりないと思います。
今日は『歌旅座流』の設営を少しだけご紹介。

まず歌旅座は搬入から搬出まで全員でやるのが原則。
なのでJUNCOだってスピーカーを運んで、設置しちゃいます。
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Narikoさんもマイクや楽器のセッティングをして、どんどんケーブルを引き。
千絵は照明を、太郎さんは映像を、ともう慣れたもので
誰が何をするかをいちいち聞かなくてもみんな黙々と作業していきます。

ケーブルひとつにしてもマイク、スピーカー、照明、映像、電源とさまざま。
それを何のケーブルでどれにつなぐかをみんな理解しているのです。

仕込みから撤収までをするシンガーとバイオリニスト。
営業と技術と出演をこなすサーモンズ。
ある意味、これも歌旅座9年目の成果であると思います。

過去にどこかの公演でスタッフが足りず、JUNCOが自分で緞帳を開けてから登場、
なんて公演もあったりしたような…
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そして自分とBOSSのオペレーション席には、音響・照明・映像のコントローラー
となる機材がびっしりと並び、本番を始まると2人で全てを操っています。
まさに最初から最後まで全て自分たちで作り上げる『旅芸人一座』なのです。
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自分たちで作りあげた舞台にあがり、仕込んだスポットライトを浴びて、
お客様に『良かった!』『また来てね!』と言って頂けると言う事は
本当にやり甲斐がある、誰もが味わえる訳ではない、
非日常的な毎日を過ごさせてもらっていると思います。

そして今日も明日も沢山のこの顔が見たくて、汗だくで作りあげていきます。
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初日の『ビストロときつ』さんでもレコーディング日誌見たよ!
と声をかけてくださるお客様がいらっしゃって、嬉しい恥ずかしのダルです。

連日の夏のような暑さではありますが、梅雨入りはまだしていないので、
カラッとしていて清々しい日々が続いています。

本日は2度目の佐賀県の江北町へやってまいりました。
ここは農業の町で減農薬有機米を多く作っている町で、
会場までの道には黄金色の田んぼが広がっております。
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 会場の『ふれあい交流センター ネイブル』は普段、体育館として使用されていて、
町民の方が汗を流しながら交流を深めている場のようです。
開演前に大隈館長から「ご利用頂いている皆様に楽しんで頂きたい」と
ユーモアたっぷりにご挨拶頂きました。

そして、農繁期にも関わらず前回を上回る300名を超える客様にご来場頂き
多くの方がとても楽しみに待っていてくださった空気が伝わってきました。
 またここにも『歌旅座』が根付いてきている感じがします。
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全体的にはシャイな雰囲気でしたが、皆さんが小さく手拍子をしていたり
口が動いていたりと、ぞれぞれで楽しんでいる姿が嬉しかったです。

しかしながらひとつ残念だったのが、自分の目の前にいたのお客様。
釧路あたりのスナックにいそうなママとホステス風な女性2人。
携帯で写真を撮るし、喋ったり、携帯いじったり、騒ぎ出したり…
特にママ風な女性は年齢もそこそこに重ねている方なのに率先していて、
その騒ぎ方も飲み屋の人って感じで、自分の店で勝手にやってくれと思います。

盛り上がってもらう事はいい事なのですが、騒ぐのとは違いますよね。
他のお客様も少し気になっていた様でしたし。
こういう時に声をかけようか迷うのですが、我々が言うのも棘が立つ様な気がして
なるべく我慢する事にしてるのですが…
自分の本心としてはお引き取り願いたいぐらいです。

本当にコンサートを楽しんで盛り上がって頂きたいですが、
コンサートは関係なくただ自分勝手に騒ぎたい方を見ると心苦しく思います。

その事以外はとても楽しんで頂き、とてもいいコンサートになったというのは、
帰りのお客様の顔で間違いないと思います。
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九州での楽しみな場所がまたひとつ。
来年も来れるといいなぁ。

おわり。

レコーディング日誌も最終日となりました。
いよいよ完成までの最後のお話です。

締め切りまであと2日。
つまりは自分が歌旅号で四国ツアーへ出発するまで2日。
これを仕上げて行かないと大空町へ期限内にCDをお届けできない。

フルートを収録し終え、残すレコーディングはJUNCOの歌のみ。
JUNCOのレコーディングはめちゃめちゃ早い。
多分、他のボーカリストと比べてもかなり仕事の早い人だと思う。
ここまで来るのは苦労してきたが、歌う事に関しては『流石!』と
言うしかない歌いっぷりであった。

そして、この曲で欠かせないのはサビのコーラス。
当初は誰がコーラスを入れるか、いろいろと意見があった。

ここで、皆さんは山下達郎のクリスマスイヴという曲をご存知だと思います。
とても沢山のコーラスが入っていて、厚みがありゴージャスです。
このゴージャスなコーラスは何人で歌っていると思いますか?

実は歌っているのは山下達郎、一人だけなんです。
本人の声を何パートも何重にも重ねた方式で、まとまりのある音の厚みを作り、
まるで人間シンセサイザーのようになるのです。
これを歌旅座で『タツロウ式』と呼んでいます。

この曲のコーラスは『タツロウ式』でJUNCOで全て重ねる事に。
サビのインパクトや存在感も出ていい感じに。
これで全ての音が入り、音のバランスや加工をして整える
ミックスという作業をしていきます。

残り1日。
深夜、最後に自分が一人、スタジオに篭りミックスしていきます。
何度も聴きながら、音の調整をしていきます。
この音が歌とかぶってうるさいから抑えよう…
ここは存在感が欲しいからボリュームを上げよう…
ベストなコーラスのバランスは…
聴きながらいいバランスを探していく。
しかし、これで良しと思える事はなく、解らなくなりながらも作っていく。

翌朝、夜には出発する日。
曲をJUNCOやBOSSに聞いてもらう。
やはり一発OKな訳もなく…
どこを直すべきか改めて確認しながらミックスをやり直していく。
もう夕方近くなっていただろうか、タイムアップと言うべきか…
やっとOKが出た。

JUNCOは何パターン作ったのだろう…
うさぎさんは既にある歌詞に頭を悩ませただろう…
BOSSに何回ダメって言われて、何回やり直しただろう…
こうして何とか『風は友だち』のマスターが上がり、ツアーへ出発した。

四国ツアーから帰ってくると、CDの完成品が届いていた。
改めて聞いてみると、もっとよく出来るのではないかと思った。

いつでもやり直したいと思う。
やり直してもまた同じように思う。
レコーディングやミックスに、終わりや完璧など絶対あり得ない。
だからいつでもやり直したいと思う。

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『風は友だち』は歌旅座TVにて近日中に配信予定!
またお知らせしたいと思います。
お楽しみに!
4日間、ありがとうございました。

終わり。

初めて書かせてもらっている長編のこの記事も3日目となりました。
ちゃんと伝えられているのかが心配ではありますが、もう少しお付き合いください。

昨日のお話しで『デモ音源』という曲の原型になるところまでお話ししました。
そしてこれからアレンジ(編曲)の作業となります。

アレンジについての打ち合わせが行われました。
大空町らしい高い空と広い大地のイメージを表現していこう。
JUNCOはメロディーやコード進行を手直ししながら
イントロや間奏がつけられ曲としての構成が出来ていく。
やっと順調に乗ってきた、これで締め切りまで2週間何とか間に合う…完成は近い。
と自分は思っていた。

がしかし、アレンジした曲をBOSSが聴いて、「ダメだね。」
イントロに掴みがない。サビに勢いがない…
このリズムじゃ歌いにくいだろ…
そしてもう1度考えなおし、試行錯誤して手直しをしていく事に。
もうこの頃には自分もJUNCOも締め切りを気にして気が気ではなかった。

イントロのメロディーを直し、歌いやすいリズムに直していく。
ピアノでリズムを刻みながら、どうがいいのか…
これならどうだ、こういうのがいいかと、アレンジを固めるまでにまた数日使ってしまった。

もう残り1週間を切ってから、レコーディングを進めていく。
そしてフルートのレコーディングの時、BOSSが様子を見に来た。
「もっとジャズっぽく、風のようにならないかな」とBOSSから指示がでた。
何度かやってみたが、うまくいかない…
「今日は何回やってもダメだから、どういうフレーズにするか譜面を作ってから後日にしよう」
その日のレコーディングは1時間も経たずに中止となった。

そしてBOSSが自分とJUNCOに話す。
「この曲の鍵はフルートだ、フルートは何を表現すると思う? …風だよ。」
そう言うと、youtubeを開きある1曲を聞かせてくれた。

40年前、吉祥寺のジャズ喫茶で出会った曲らしい。
McCoy Tyner(マッコイ・タイナー)というジャズピアニストの
『Fly With the Wind』という曲。
この曲のフルート奏者:Hubert Laws(ヒューバート・ロウズ)
風のような自由な奏法のイメージが必要だと。

  
「フルートは風。強い風もあれば、寄り添うような風もある。」

初めて聞いた曲だったが、すごく納得できた。
その曲のフルートは本当に風のようだったし、いろんな風を表現しているようだった。
そのイメージになるべく寄せたフルートパートが作成され、収録が再開された。

締め切りまではあと2日となっていた。
完成まであと少し…また明日。

レコーディング日誌2日目。
昨日の製作が決まったところから、実際に作っていく作業へ。

現地での会議の結果、我々に与えられた2つの課題。
『子供からお年寄りまで老若男女を問わず歌える曲』
『歌詞は町で公募で決まったものを使用する事』 

製作はまずデモの曲を作ることから始める。
流れとしては歌詞にJUNCOが曲をつけていき、
調整が必要な所や言葉をうさぎさんが直していく事になった。
JUNCOが歌いやすい曲のメロディーを模索していく…
ここでJUNCOが頭を悩ましたのが『老若男女問わない』という事。

年齢性別を問わないというのはどんな音楽なんだろう。
ある意味ノンジャンル的でいい曲ってどんなんだろう。
JUNCOの顔にはそう書いてあるように見える日は何日も何週間も続いた。
もちろんツアーも入っている為、合間を見つけては作曲をしていた。

そしてある日デモ音源の録音をする事になったが、
結果からいうとボツとなった。
あまりにも子供も歌える事を意識しすぎた曲になってしまい、
お遊戯会みたいな雰囲気が強く出ていた。
私の印象としてもJUNCOらしさにも欠けていて、
歌旅座でこの曲に関わる意味を考えたりしていた。

JUNCOがスタジオに篭る日がまた続いた…
新たに録音する…
ボツになる。

しばらくはそんな日が続いた。
ワカサギ釣りの楽しさなんて忘れかけているだろう。
こんなに頭悩ます事とは想像していなかっただろう。
それくらい顔が曇っていた。


最初は自分達で乗り切らないといけない課題だと思い、
形ができるまではあまりBOSSとはこの話しをしていなかったし、
多分BOSSも自分達でやってみろという感じだったと思う。

デモ音源を何パターンか聞いてからBOSSの意見を聞いた。
まずはターゲットを絞らない『老若男女』というのははるかに難しい事。
強いて言うならそれはどこか『校歌』的な曲か…など話をした。
最終的には「あまり条件を気にせずに作ってみたら。それがいい曲だったら良しでしょ。」
多少条件と合わなくても、それ以上に良い作品を作れば良し。喜んでもらえる。
なんか凄い説得力があった。

自分は校歌的か…なんて考えながら著名人達が作った校歌なんかを聞いてみたりしてみた。
以外と様々なアーティストが校歌を作っている事がわかったが、
校歌らしくないのが多いのと 歌うのが難しそう…
なんて為になったのかどうか解らない事していた頃。

JUNCOはうさぎさんと歌詞の調節をしながら作曲を続けていた。
数日後、デモ音源を録音した。
録音直後にJUNCOが言った。
「これでダメだったらもう無理、もう何も出て来ない」
その曲はJUNCOもあまり条件を意識しすぎないようにしたのか、
1度聞くと頭の中でループするような覚えやすさと、
JUNCOらしさを感じる最初とはぜんぜん違う曲になっていた。

メンバーで試聴もし、これで行こうとなり『風は友だち』の原型が出来上がった。
しかし、この時点で出来上がったのはピアノと歌だけのデモ音源。

長い本州ツアー、北海道でもコンサートを挟んでの作業だったので
すでに完成の締め切りは1ヶ月を切っていた3月中旬になっていた。
4月の四国ツアーの出発までに完成させなければいけない。

これから曲にイントロや間奏をつけて、どんな楽器を入れて、
どんな曲に仕上げるかというアレンジをして、レコーディグをする

間に合うのか…
また明日…

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