うたたび ザ・コネクション


カテゴリ : 日高太郎

小春日和が続く福岡、筑紫野(ちくしの)市へやってきました。
迎え入れてくれたのは、今回で3回目となる〈お葬式のしらゆり倶楽部〉の主催、
〈YAMASOU協力会〉の後援による4年ぶりの感謝祭コンサート。
2018年の福岡県飯塚市、2019年の福岡市早良区で開催、毎回盛況でした。

記憶をたどれば、協力会のKさんが歌旅座の公演をご覧になって、
感謝祭の出演を打診してくれました。
太郎が最初に打ち合わせに伺ったのが2017年でしょうか。
こうして遠距離で長いお付き合いできることはありがたいものです。

今回の会場は初めての筑紫野市生涯学習センター。
筑紫野会場

当日の朝に到着すると、懐かしき主催者、後援者の面々。
九州・福岡にまた来ることができたことを実感して、なんだかホッとします。

開場が近づくにつれて、主催・後援スタッフのチームワークがさらに発揮されていきます。
会場に到着したマイクロバスからのお客様の誘導やその受付、
顔見知りのお客様と談笑しながらも座席へ案内、なるべく詰めて座ってもらったり。

結果、大勢のお客様で熱気ムンムン。そして公演スタート。
初めて歌旅座を経験するお客様がほとんどのようでしたが、
反応は想像以上。立って拍手してくださる人も。
筑紫野ステージ

でも、これだけでは終わりではありません。
この感謝祭、歌旅座のコンサート終演後に「お楽しみ抽選会」が行われるのが習わし。
旅行券やダイソンの掃除機などが当たるのです。さらに会場が沸き続けるのです。
歌旅座と抽選会の最強コンビネーション、ここに4年ぶりの復活。

帰り際には「とても良かった!」「感動した!」「またぜひ開催して!」の声が
スタッフに寄せられたとのこと。これはありますね4回目。

撤収作業もスタッフのみなさんが手伝ってくれて、すべてが完了。
名残惜しいなか、Sさんが主催会社の社長さんから預かってきたという銘酒を、
一座のアルコール類を総合管理するナリコに授与するセレモニーもあったり。
筑紫野セレモニー


最後に記念写真を撮って再会を約束、会場をあとにするのでした。
筑紫野記念写真


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久しぶりの九州上陸、筑紫平野に吹く風の冷たさは秋の終わりを感じさせます。

2023年「初冬の九州コンサートツアー」まずは福岡県小郡(おごおり)市から。
2017年以来、実に6年半ぶりの再訪です。
小郡市文化会館

重厚感漂う会場の小郡市文化会館に到着すると、
担当者さんが陽気に案内してくれました。
前回の公演ではJUNCOの歌に猛烈に感動してくれたそうで、
この日まで本当に楽しみにしてくれていました。

順調に舞台の仕込みは完了して昼休みへ。
12時半を過ぎた頃でしょうか、ホールの外を散策してますと、
開場の1時間前にも関わらずすでにかなりの行列が。
小郡開場前
開場を待ってくれているお客様、ここまで集客活動をしてれくれた
文化会館スタッフのみなさんに頭が下がります。
鮭が飛び跳ねるデザインのザ・サーモンズTシャツを着てくれていたお客様もいましたよ。
また、県内の別のホール担当者も舞台裏の見学を兼ねて
お越しいいただきました。うれしいですね。

コンサートが開幕すると、小郡、九州のお客様の反応が
どんどんとステージへ伝わってきます。懐かしの、久しぶりの感覚。
以前は北海道の次に九州での公演が多かった歌旅座、帰ってきました!
JNK


無事に終演を迎え、スタッフのみなさんと記念写真。
小郡記念写真
担当者さんには、今後も歌旅座公演が実現するよう頑張りますと
おっしゃっていただきましたよ。これこそある映画のセリフを借りれば
「新たな友情のはじまり」。3度目のコンサート待ちきれません。

初冬の九州コンサートツアー、まだまだ続きます。
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愛知県の最北端、岐阜県に接する犬山市。
前夜の天気予報は「嵐のような空模様」みたいなことを云ってましたが、
開場時間が近づく頃には雨は上がってひと安心。

客席入口には、公民館スタッフの方が手作りの飾り付けをしてくれた看板。
その横にクリスマスツリー。巷ではもうそんなシーズンですね。
ホール入口

開場まで30分ではありますが、お客様の列ができ始めました。
初めての歌旅座、どのような反応をしてくれるのか。
開場まで30分
それでは、いっしょに楽しみましょう。

ステージから感じた客席からの声援と拍手は独特の熱さ、
お客様ひとりずつからの笑顔と喝采が送られてきたような感覚......。
公民館の方によると、終演後にある90歳のおじいちゃんがこう云っていたそうです:
「(入場料は)5000円でもええわ。もう1回は観に来ないと死ねんのお」
2回目の犬山公演、この時点で決定したことにしてもいいと思っています。

少なくとも、このおじいちゃんのために開催するべきです。
再び、公民館のご担当者とじっくりと時間をかけて2回目の機会をつくりますので、
今後もよろしくお願い申し上げます。
Keigo Blue1
〈緞帳が下りた舞台の上、ギターいじりに余念がないケーゴ〉
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新美南吉(にいみ・なんきち)
1913年に愛知県半田市で生まれた、のちの児童文学作家。
代表作に『ごんぎつね』『手袋を買いに』『おぢいさんのランプ』など。
新美南吉さん
〈新美南吉さん=Wikipediaより引用〉

女学校の教員となった26歳の南吉さん、
1939年に安城市内に下宿することになりました。
その建物が保存されて現在も多くの人たちを迎え入れています。
そこが安城初日の会場、南吉さん生誕110周年の記念イベントの一環、
アコースティック・トリオの公演です。

まずは、駐車場から下宿まで行く道のり、
これがユニーク「キツネの足跡」が道路にプリントされていて、
それを辿っていくと南吉さんの下宿に迷わず到着できるというわけです。
これが意外と楽しいんです。
キツネの足跡
〈道路上のキツネの足跡。全国の観光地にもオススメ〉

典型的な日本家屋の縁側に腰をかけて、1.8メートル先のお客様に演奏をするトリオ。
ある意味でシュールな光景です。でも演奏が進むにつれ、
3人が周囲と馴染んでくるように見えるから不思議。
トリオ01
〈軒下三寸借り受けまして演奏するは歌旅座トリオ〉

もしかしたら建物に囲まれている限定空間を感じさせるから、
屋外でありながらも特別な空気感が心地よかったです。お客様も感じてくれたでしょうか。
トリオ02
〈家主さんから座布団もお借りしました〉

今回は屋外、しかも住宅地の一角が会場なので音楽が響くことを、
家主さんやスタッフのみなさんが近所の一軒一軒にひと声かけてくれたそうです。
ありがとうございます。
不安だった天気も日が差し込んだり、小雨が降ったり止んだり。
ずぶ濡れにならずに済んで安堵しましたが、奇妙な空模様でした。
こういう天候を「狐の嫁入り」または「狐日和」とも云うそうです。
さすがですね、南吉さん。
スタンプ南吉さん
〈生誕110周年イベント、下宿先では「南吉さん」が待っていてくれました(奥の鎮座する後ろ姿が南吉さん) 〉


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さまざまな記念日として知られるこの日。
2023年晩秋の東海コンサートツアー、1ならびの第1発目は
いなべ市の北勢市民会館。同地4回目の訪問となりました。
北勢市民会館

秋らしいひんやりとした朝、会場に到着すると2匹のニホンザルが突然のお出迎え。
それを見た動物好きのナリコが狂喜乱舞、2匹は飛び跳ねるように走り去りました。
北海道民にとってのエゾシカみたいなものでしょうか、
こちらのエリアではお猿の登場は日常のようです。

おなじみ、文化協会のKさんたちに迎え入れられてセッティングの開始。
舞台スタッフさんの協力で円滑にステージは構築されていきましたよ。
会場準備完了

ところで、いなべ市は北勢町・藤原町・大安町・員弁町の
4町が2003年に合併して誕生しました。
そして「いなべ」は「員弁」という漢字だったそうです。古代氏族の名前が由来だとか。
なんかこの4町の漢字、格調の高さとめでたくて元気なイメージが並んでいるようです。

並ぶといえば、開場を待ってくれていたお客様が今回も詰めかけてくれました。
ありがとうございます。
入場タイム

最後の公演がほぼ1年前、文化協会さんも毎年のように呼んでくださるので、
歌旅座公演はいなべにおいて、もはやこの時期の恒例行事なのでありましょう。
開演すると、それはもう、ありがたい拍手の響きは、
歌旅座メンバー1人ひとりに確実に伝わりました。

終演後、文化協会のKさんによると、あるお客様が
「第1回目の公演が戻ってきたみたいで、すっごく楽しかった!」
とおっしゃっていたとのこと。
かなりご記憶されている方々もいるようなので、
この2023年11月11日、いなべ市では歌旅座公演記念日として
覚えてくれる人は少なくないはず。

さあ、果たして5回目公演はあるのでしょうか。はい、きっとあります。
その日もまた新たな記念日となるかもしれませんね。
A3onStage

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